2021年8月13日(金)
テレビでニュースを見ても、日本の政治の話、国内の天気の話、国内のスポーツの話、海外のニュースは時々メッシと大谷翔平。
オリンピックでは日本人選手にだけ注目して海外選手の話なんて何も出てこない。
戦っている選手の名前ではなく、次に出てくる日本人選手の名前が出てくる、オリンピックという舞台で戦っている外国人選手への礼を欠いているのではないかとさえ思う。
「日本のメディアなんだからそうなんだよ」と言われるとそうなのかもしれないが、あまりにも日本に偏りすぎていて、今世界で何が起こっているのか、どんな変化の波がこれから押し寄せてくるのかというのが全然わからない。
日本のテレビを見ていると世界で何が起こっているのかというのがわからなくなっていって、少しずつ世界から取り残されていくのを感じる。
この閉塞感はどこから来るのだろう。
- ドイツで洪水があった
- 中国で洪水があった
- アフガニスタンで武装蜂起のようなことが起ころうとしている
- ギリシャで山火事が起こっている
- 地中海を熱波が襲っている
- ダウが市場最高値を更新
どれもここ3ヶ月くらいで起きている出来事なんだけれど、日本のテレビのニュースではこんなことは何も報道しない、自分からニュースを取りに行かないと何もわからない。
コロナの影響で日本の報道局の特派員が全員帰国したから現地のニュースを取得できない?
人の往来が途絶えたから世界のニュースは気にしないで、日本に注力だけすればいい?
理由はわからないのだけれど、今世界で何が起こっているのか、世界経済はどのように動いているのか、そういうのが全然わからない状態がずっと続いている。
***
俺の興味関心の先がどちらかというと海の向こうにあるからなのかはわからないのだけれど、日本で生きている自分は世界の流れの中から取り残されてしまっているのではないか、と、そんな危機感が強い。
日本のメディアが展開するドメスティックな情報だけを拾い集めることに嫌気が差してきた。
俺は、海の向こうで今何が起こっているのかを、もっと知りたいと思っている。
そんなことを思っているときに、Amazon prime会員向けにBBC World Newsが提供されているのを知って、入会して家ではBBCを流すようになった。
ニュースだけじゃなくてドキュメンタリーとか旅行の番組とかも見れて面白いのと、基本的に全て字幕なので英語だけではなく世界中のいろいろな国の言葉の音に触れられるのも、また俺にとっては大変に喜ばしくて、刺激的だ。
BBCが俺の感じる閉塞感を出してくれるのかはわからないけれど、少なくとも世界で何が起きているのかというのはこれまでよりももう少しだけ深く知ることができるようになった気がする。
終わり