ちょっと、俺

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海外で生きていくのに家族がいるのは大切

20歳くらいで来日してから15年日本に住んでいた妻の友人が国に帰るという。日本のトップ国立大学を卒業して、世界的な超大手企業に勤めていて、このままずっと日本にいるかなと思っていたんだけれど、本人の思うところは違かったようだ。

「この前一時帰国した時『あぁ日本に帰りたくないな』と思って自分に正直に生きることにした」というのが彼が帰国を決めた理由らしい。留学生の仲間も少しずつ帰国して減っていってしまって、友達もどんどん少なくなっていって寂しくなって、日本に家族もいないので帰国することに決めたらしい。

俺の妻(外人)も日本に住んで15年くらいになるけれど「結婚してなかったら多分帰国してた」と言っているので、単身で外国に住み続けるというのは思っているよりもずっと大変なことで、外国に住み続けていくのに「その国に家族がいる」というのは何にも変え難い強いモチベーションになるんだと勝手に思っている。

俺の大学の同級生もアメリカやオーストラリアに大学卒業後に留学して現地で就職した人もいるけれど、2〜3年で帰ってきたケースしか見つけられないし、みんな独身だ。

妻の大学院時代の同級生(オーストリア人)で日本人と結婚して、家族でオーストリアに住んでいる人がいるけれど、結婚して子供がいるからモチベーションを保って生きていられるんだと、勝手に思い込んでいる。

俺も妻もそうだけれど、大学時代の友人と会うことなんて数年に一度しかないし「親友」というような人だってそんないつも会って飲み歩くようなことはほとんどない。就職、結婚や子育てというライフステージの変化を通して人間関係も変わっていくし、大学時代の友人といつまでも盛り上がるということは30歳を超えるとだんだん難しくなっていく。

家族がいたり、子供がいたりというのは、足枷になって色々なことへのチャレンジの制約になるんだけれど、家族がいるからその生活を維持しないといけないというモチベーションになるのは間違いないんだろうなと思う。

終わり