ふとした時に「中学校時代の教師、厳しかったよなぁ〜」と思い出すことがある。思い出すと中学時代は自分にとっては暗黒時代だったとしか思えないくらい教師からのあたりが厳しくて、不遇な時代を過ごしていたような気がする。
もちろん俺にも悪いところはまぁまぁあったと思うんだけれど、「二つ年上の兄の素行が悪かった」というのもまぁまぁ影響していると思っている。
夜遊び(深夜1時か2時に出かけて5時頃に帰宅)、
喫煙(中一の夏ごろから)、
万引き(近所のおもちゃ屋)、
と、中学生くらいの子供が経験するような悪事を兄は一通り経験している。いずれも学校にも親にもバレて、きつく注意されたり、親の判断で外出禁止にされたりしていたが、懲りずに悪事を繰り返していたし、地元の悪い先輩ともよく一緒に遊んでいた。
今更になって思うんだが、こんだけあの悪事を兄は何度か繰り返していたので「あいつの弟が入ってくるぞ」というので、俺もそこそこ注意されていたんじゃないかと、今更ながら思い始めている。
なんでこんなことを思うかというと、高校に上がってからは中学時代の教師みたいにキツく当たる人が全然いなかったんですよ。俺自身の素行や学力が高校に入って劇的に改善したわけでもなんでもなくて、違いがあるとしたら「兄とは違う高校に行った」ということくらいしか目立った違いがなかった。
高校には兄のことを知らない教師しかいないので、兄によって作られた俺のイメージを持っている教師は一人もいないし、変なバイアスも全然かかってないから、俺に特別厳しくする必要も別になかったと、勝手に思い込んでいる。兄は俺よりも成績が良くて、俺よりも2ランクくらい良い高校に進学したし、高校受験の時は推薦も獲得していた(落ちたけど)。
中学を卒業してからもう25年も経つし、当時のことを覚えている教師なんていないだろうし、同級生とも連絡なんてまともにつかないから、検証も何もできないので、もうそんなこと過去の話なんだけれどね。
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俺は中一の一年間で身長が20cm以上伸びた影響で貧血とかがひどくて夜遊びするような短い睡眠時間は無理で、柔道部の部活がキツすぎてタバコなんて吸う気にならないし、部活の顧問が怖すぎて万引きなんてやる気にすらならなかったので、兄とはだいぶ毛色が違ったんだけれどね。