「卒業」といえば、尾崎豊である。
尾崎豊の歌のような中学校に通っていた。
「夜の校舎窓ガラス壊して回った」のが実在していた。
朝学校へ行ったら、割れた窓ガラスに、散乱する消火器の粉。
午前中の授業はつぶれ、ガラスを掃除し、消火器の粉を片付けることに一日が費やされた。
「盗んだバイクで走り出す」のもいた。
盗んだバイクで走り出し、市営バスと衝突、生死の境をさまよったのもいた。
体育教師にケンカを売って、ボコボコに殴られた不良の先輩もいた。半殺しくらいにされていたのに、メディアにすっぱ抜かれなかったのは奇跡としか言えない。
私の所属していた柔道部の顧問(柔道3段)は、暴力事件を起こして、メディアにすっぱ抜かれて大ごとになっていた。
色々な奴がいた中学校を卒業して、そろそろ20年である。
あの時に「不良」だった人たちの消息は「高校辞めた」くらいまでは知っているが、その後の足取りは知らない。
一人だけ、柔道部の後輩が殺人事件を犯して刑務所に行ったのだけは、全国報道されたので知っている。
こんなどうしようもない中学校を卒業しているからなんだが、自分の子供は私立中学校に入れたいと思っている、公立中学校にはリスクしかない。
今週のお題「卒業」