新しいシステムを導入するとかいうのでオンラインのトレーニングを受けるように指示があった。面倒くさいなと思ってずっと放置していたらみんな同じようなことを考えていたようで結構偉い人から「さっさと終わらせろ」というメールが入ってきたので土曜の朝に早起きしたので受講した。締め切りは来週の月曜の午前中なので、偉い人から注意されるのも当たり前なんだけれどね。
想像以上にてこずったので、不満など。
「適当に終わらせよう」という甘い考えの従業員にきちんと受講させるという意味では「思ったよりてこずった」というのは、製作者やマネジメントの意図がきちんと反映されているいい教材なのかもしれない。
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概要や面倒臭いポイント
1分くらいの動画を10本くらい見て、それぞれの動画で説明されていた項目と説明文をつなげるテストを受けて正解すると合格できる、と説明は一行くらいで終わる。「そんな厄介じゃない」と思うんだけれど、そんな簡単な話じゃない。
動画は一時停止や巻き戻しができない
一時停止や巻き戻しができないので「聞き逃したな」と思ったら、もう一度再生して聞き逃したポイントまでいかないといけないし、話すのも結構早い。チャプターの最後にまとめみたいな優しいものは存在しない、自分で動画見てメモしないといけない。
巻き戻しとは言わないが、せめて一時停止機能くらいつけて欲しい。
何回間違っても正解は教えてもらえない
他のへぼいトレーニングだと2回くらい間違えると正解を教えてもらえるんだけれど、このトレーニングに関しては何度間違えても正解は教えてもらえない。部分的にあっているかどうかさえ教えてもらえないので、適当に答えていきながら選択肢を潰すということもできない。全問正解か不合格しかない。
厳しい、慈悲がない。
似たような単語と似たような説明文が並んでいる
社内でしか使われない独特な表現もあるんだけれど、似たような単語に対して似たような説明文を並べられているので、勘とかこれまでの経験や知識に頼っていてはうまく正解までたどり着けない。きちんと動画を見て要点をメモって最後のテストに望まないと、平然と無慈悲なテストで不合格を突きつけられて、動画をもう一度見て勉強しなおさないといけない。
明らかに違う選択肢じゃなくて「同じような選択肢の中から違いを探し出してリンクさせろ」みたいなテスト。
英語
「そんなこと簡単なこともできねぇのかよ」と思った人もいるかもしれないが、トレーニングはすべて英語で行われている。1分くらいとは言え一時停止も巻き戻しもできない英語の動画を見て、英語でメモを取って、英語で書かれている似たような単語と説明文をリンクさせて全問正解する(どこが間違えているかは教えてもらえない)。
「動画の巻き戻しや一時停止が出来ないのがきつい」のは英語の動画だからメモが追いつかない。まとめみたいなスライドもないので、メモらないといけない。「一時停止してメモる」とか「聞き逃したから巻き戻し」とかそういうのが通じない一発勝負なんである。
無慈悲だ。
俺の取った作戦
動画は見ないでも一気に最後のテストまでスキップできるので、俺は最初にさっさとテストまでスキップする。テストの画面をスクショするなりメモするなりして、動画を見ていく。それぞれの単語とどの説明文がリンクするのか、動画を見ながら正解を掘り当てていく、という作戦で効率よくテストを突破してトレーニングも完了させた。
完全な個人の備忘録。
これ、英語わからない人はかなりきついと思う。