ちょっと、俺

読者は主に自分のブログ

新人を教育することになった話 ③

新人を教育して2ヶ月くらいになる。

 

最近、ちょっとずつ成長が見えてきた。

 

ニューヨークもアメリカもUKも何もかも分からなかったゆとり全開の彼だったけれど、今ではニューヨークも、アメリカもUKもわかるようになってきた!英語だって少しくらいわかるようになってきたし、日本語だって整理して書けるようになってきた!言いたいことをまとめられるようになってきた!

 

「できて普通!」とか言わないで、「成長著しい!!!」というのである。

 

新人教育で心がけていたことがある。

 

・「それも前も言ったでしょ?」は言わない

・できるようになるまで「自力で」やらせる

・できるようになるまで、同じことを何度でもやらせる、何度でも指導する

・私以外の人に相談に行くように指導する

 

この四つくらい。

 

解説したい。

 

「それ前も言ったでしょ?」は言わない

言ったほうは覚えているかもしれないけれど、言われた方は覚えていないからできないままなのである。だから、「前も教えたよね?」とか「前も言ったでしょ?」とか言わないで、もう一度同じように一から教え直す。

 

できるようになるまで、何度でも、いつでも、根気強く教え続ける。

 

できるようになるまで「自分で」やらせる

私がふっている仕事をやってもらってるので、仕事によっては私がやれば30秒とか1分で終わるようなことも、半日くらいかけて一所懸命取り組んでいる。見ていてもどかしいし、遅いと思うし、効率も悪い。けれど、できるようになるまで、完結するまで「自分で」取り組ませる。

 

一つの仕事を完了させて、自信を付けさせるのと、小さなことから積み上げていって少しずつ「必勝パターン」を作り上げてもらわなくては、いつまでも自信もつかないし、経験値も増えていかない。

 

できるようになるまで、同じことを何度でもやらせる、何度でも指導する

同じことは2度でも3度でも、何度でも教える。

 

できるようになるまで、わかるようになるまで、一人で完遂できるようになるまで、何度でもやらせるし、何度でも指導する。最高で10回くらい同じことを教えて、何とかできるようになったこともあるし、3回くらい教えたけれど未だにできないこともある。

 

最近変わってきたのは、独り言で「これ、前も習ったな!」とか言い始めるようになったこと。短期間で何度も同じことを反復させるのは大切だ。

 

私以外の人に相談に行くように指導する

新人から見ると、入ったばかりの会社で私と毎日1対1になっていると気も狂うと思うので、何かを頼んだ時に私がほかの人と共同して終わらせている仕事に関しては、常に私以外の人に相談に行くように指導している。

 

その方が二人だけで毎日似たような指導を繰り返しているよりも幅が広がるし、本人も会社で話が合う人とかを見つけるチャンスにもなっていいかなと思っている。

 

なんでそこまで一所懸命育てるの?

普通ならクビになってもおかしくないレベルの教養のなさ、仕事の遅さである。私がやれば30分もかからないことに2日かけたりしちゃう。けれど、みんな自分が新人だった時のことなんてみんな忘れているだろうけれど、最初はだれもできなかったなんだからちょっとくらい大目に見ようと思っている。

 

それと、人手不足で人が来ないので、せっかく来た新人は大切に育てないといけない。どんな奴でも必ずいいところはあるし、得意なことが必ずある。長いキャリアの中で、いつか才能が花開く時が来るかもしれないし、花は開かないかもしれない。活躍できる場は、指導員として、先輩として、用意するべきなのである。

 

頑張れ!新人!