私が生まれるよりもずっと前から放映されているサザエさん。
「エネルギーとエレクトロニクスの東芝」がスポンサーでお送りされてきましたが、東芝が2018年3月いっぱいでスポンサーを降りるというニュースが世間をにぎわせています。
85年生まれの私が子供の頃は週に3日(火、土、日)放映されていましたが、いつの間にか土曜日と火曜日の放送が亡くなり、今や日曜日にしか放映されていません。
今までどんな「スポンサー様の御意向」があったのか知れないのですが、東芝がスポンサーを降りることで色々変わると思うので、私がサザエさんに望むことを好き勝手に書いてみたいと思います。
今どきありえない家族の設定
- 都内の庭付き一戸建て平屋に三世帯で同居(猫付き)。
- 近所の酒屋が御用聞きに出入り
- 良妻賢母の奥様は専業主婦で家を支ええる
- 波平とマスオは早い時では陽のあるうちに帰ってきて、家で晩酌
- コンビニもないし、スーパーもない、買い物はいまだに商店街
- パソコンもないし、携帯電話もスマホない、電話は今どき黒電話
そういうことで、スポンサー変更後の何話かを勝手に考えてみました。
第1話 三河屋コンビニに転身する
専業主婦家庭が減り始め、御用聞きへ行ってもどの家庭も留守。これまでのように18時頃に店を閉めていたのではどうにもならないということを悟った三河屋の主人は、大手コンビニのフランチャイズと契約し24時間営業のコンビニへと転身することを決めます。
この話のスポンサーはもちろん大手コンビニチェーンです。
第2話 サザエ就職活動をする
マスオと波平の給料が下がり始めたため、家計は火の車。サザエは働きに出ることを決意します。持ち前の明るさとバイタリティでサザエは転職の面接をどんどん進めていき、あっという間に一部上場企業に契約社員として就職先を見つけます。
この話のスポンサーはもちろん転職エージェントです。
第3話 タラオスマホ中毒になる
波平とマスオは会社からスマホを支給されたのを機に、家族間の連絡をメールやLineで行うために、フネとサザエもスマホを買います。しかしフネはスマホの使い方がよく分からないため、ロックもかけずにちゃぶ台に放置していたところ、いつの間にかタラオが使い始め、動画サイトやスマホゲームにはまっていきます。
この話のスポンサーは携帯電話会社と携帯ゲーム会社です。
第4話 磯野家マンションに引っ越す
23区内にでかい平屋を持っていた磯野家ですが、地価上昇のあおりを受け、固定資産税が払えなくなり家を売りマンションに引っ越すことを決意します。土地はうん億円で一流のマンションデベロッパーが買ったため、磯野家は近所でマンションを買います。既に働きに出いるサザエを心配し磯野一家とフグタ一家は同じマンションで隣同士に住むことを決めて、引っ越します。
もちろん、ペット可のマンションです。
この話のスポンサーは大手マンションデベロッパーです。
第5話 さらば商店街、大型店の脅威!
大型の商店街を形成していた磯野家の近所ですが、ついに大型スーパーが商圏を荒らしに来ます。後継者不足と売り上げ不足に悩む商店街は、23時まで営業しているスーパーの資本力と販売戦略に勝てません。商店街はやがてシャッター街へと変わり、マンションへ変貌を遂げ、新しい家族が流入してきます。
スーパーマーケットはますます繁盛し、近所の人口構成も変わり始めます。
スポンサーは大手スーパーチェーンです。
第6話 マスオブラック企業の洗礼を受ける
これまでは定時に帰り、日によってはノリスケや波平と駅で鉢合わせて一杯ひっかけてから帰ったり、夏は明るいうちに帰ったりしていましたが、マスオの会社の経営陣が変わります。新しい経営陣は意味のない打合せや長時間労働を好む、非効率な人たちです。マスオのサービス残業はどんどん積み上がりますが、限界突破し、血眼になって働き続けます。
ご覧のスポンサーは「〇芝」です。
キャストも変更しよう
50年近く続いている番組なので、途中で何度か声優も入れ替わっています。しかし、今回のスポンサー更新の話に合わせて、サザエさんのキャストも入れ替えるべきだと思っています。今回のスポンサー降板がいい機会だと私は思っています。
まとめ
今どきありえない家族の設定なので、時代の流れに即して色々なものを更新するべきです。サザエさんの家族設定や家族構成は「古き良き昭和」なんだと思うんですが、もう設定として古くなりすぎています。今でもあんな家庭はありますが、数は減り続けています。それよりももっと時代に近い物語を作るべきです。
と、まぁ、好き勝手書きましたが、みんなが直面している現実に近づいたら視聴率がた落ちでしょうね。
おしまい