2年くらい前「今北海道やっている人が定年退職したら、後任で俺が北海道入りたいです」という話を上司にした。
2025年いっぱいで北海道担当の人が定年退職することが決まっている。現任者は65歳での定年退職になるので、これ以上の雇用延長はなく、どんなに遅くても25年の夏頃までには後任を決めて引き継ぎを始めないといけない。
そんなこんなで、2024年も暮れを迎えようとする最近、俺のところにも「本当に北海道やるんですか?」という話が入ってくるようになった。他にも何人かに声をかけているようだけれど、自分から「やります」と手を挙げているのは俺しかいないので、優先的に俺のところに話は回ってくると言われている。
北海道へ行くとなった場合の期間は最低5年で、もちろんそれ以上長くなる可能性が高い、下手したら定年退職までのあと25年間くらい北海道にいるかもしれない。北海道へ行く一番大きな理由は「管理職扱いになって年収が一気に上がる」という点で、できるだけ早いうちに基本給を上げて毎年の昇給のベースをあげたい。500万スタートが3%ずつ上がるのか、700万スタートが3%ずつ上がるのか、20年後に全然違う結果になるのは、少し計算するとわかるんである。
上司は俺が転勤していなくなることにはあんまり賛成していないようで、表面上は「健康上の問題」を出してくるけれど、俺が今やってる仕事の後任を見つけるのが難しいというのが第一だと思っている。
これは上司から言われていることと俺の問答
- 心臓の病気があるので、転勤して体調を崩されたり、北海道で急に倒れられたりしたら困る
→今も出張でほとんど不在にしていて、東京から遠いところで倒れられたら困るというのなら、東京近郊で仕事をしている人とコンバートしてほしい。 - 北海道とか東北は食事も合わなくて大変
→俺は東北の出身なので、東北地方の食事が合わないということはない。上司氏は名古屋出身だから東北の食事が合わないというけれど、少なくとも俺は北国の食事が合わないということはない。今担当している、愛知、滋賀、大阪、岡山、静岡とかの方が俺にとってはどっちかというとアウェー。 - 単身赴任になると思うけれど、月に一回しか帰ってこれないし、辛いよ?
→今も仕事で一回出かけたら10日くらい帰らないというのがあって、その間はずっとホテル暮らしで、大阪→滋賀→愛知→三重→岡山みたいな感じで東海から中国まで周遊することもあるので、北海道行っても同じか、少しは楽になると思います。
と、色々言い訳をつけて翻意するように促されている。
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俺が北海道へ行った場合、俺が今やっている仕事の後任を探す方が難しいと思っている。おそらく一人では足りなくて、1.5〜2人くらいいないと成立しないと思っている、後任が見つけにくい理由はこんな感じ:
- 英語:海外メーカーの機械を扱っているので英語でのやり取りが発生する
- 移動:カテゴリーベースの仕事をしているので、全国出張が発生する(静岡、滋賀、大阪、岡山)
- カテゴリー外の仕事:静岡〜大阪の普通の仕事も担当している
- 大きい客・大きい設備:太い客から年間一億円くらいの注文が出ている、失敗するとすぐに偉い人に電話行って花火がぶち上がる
こういう仕事を検収で揉めることも、上司に連絡が行くこともなく、問題なく納めているのに、それなりの秘密があるの、気づいている人は気づいていると思っている(おそらく今の上司は気づいている)。
俺が東京に住んでいてなんとなくこういう仕事が成立しているのは、たまたま羽田空港にも品川駅にも近いところに住んでいるから西の方に軽く移動できるからで、後任が俺のご近所さんのはずもないので、名古屋あたりで探すのが一番いいんじゃないかと思っている。あちこち軽く行って、英語も喋れるやつを探すハードルは多分すげぇ高いけど。
今の仕事続けて管理職待遇になるのなら、それに越したことはないんだけれど、その可能性はないと言われているので、それならやっぱりどっかに移っていくしかないんですよね。
終わり