お金の話とか、痛みの話とか、感想とか、そういうの。
入院費用
総額:77,740円
入院期間:2024年10月4日(金)〜7日(月)/3泊4日
手術日:2024年10月5日(土)
病室:4人部屋(大部屋)
15万円くらいを覚悟していたので「思ったより安いな」というのが正直な感想。お金も15万くらい用意していたけれど、7万円分くらい浮いたので、余ったお金はなんかあった時のために寄せておこう。
他にかかった費用
- 肛門ケアセット:1,595円
- パジャマ、下着等:12,520円
- 自販機代:1,000円(よく覚えていない)
- バス代:240円(往路分)
- タクシー代:1,500円(復路分)
入院費とか他の目に見えないコスト、帰宅後のケア用品の購入とか、と合わせて入院で出ていったお金は10万円くらいかな。
痛み
これはあくまで俺の感じた痛みで、主観的な指標で十段階評価したいと思う。
全体を通して一番痛いのが10、無痛が0。
10 肛門周囲膿瘍の切開
9
8 肛門周囲膿瘍で腫れているとき/胃潰瘍で出血しているとき(15年前)
--痛みで眠れない壁--
7 手術翌日の排便/肛門周囲膿瘍切開後の排便
6 手術当日の傷の痛み
--痛み止めが必要な壁--
5 腰椎麻酔/間違えられ続ける点滴の針
4 手術後の排便(手術2日目以降)
3 手術翌日の痛み
2 手術後の歩行や日常生活
1
0 無痛
インターネットの中を彷徨っていろんな人の体験談とかも見たけれど、肛門周囲膿瘍を楽勝で耐えている人もいるし、肛門周囲膿瘍の切開も楽勝で耐えている人もいるし、手術後の痛みがひどい人もいる。あくまで「俺はこんな感じ」なので、人によって症状も痛みもばらつきがあって当然と思ってほしい。もう一回肛門周囲膿瘍からの切開という地獄の苦しみを味わうくらいなら、おそらく次も早々に手術することを選ぶと思う。
投薬
投与された薬剤(持参薬は含まない)
10/4(手術前日)
21:00 新レシカルボン坐薬 x 2 (手術に備えての排便)
10/5 (手術当日)
手術前
6:00 新レシカルボン坐薬 x 2 (手術に備えての排便)
ラクテック(点滴) 500ml x 1 (電解質)
手術後
14:40(軽食後) ホスミシン錠(抗生剤)/ロキソプロフェン錠(消炎鎮痛剤)/レバミピド錠(胃薬)
21:00(就寝前) ホスミシン錠(抗生剤)/ロキソプロフェン錠(消炎鎮痛剤)/レバミピド錠(胃薬)
10/6 (手術翌日)
朝食後:ホスミシン錠(抗生剤)/ロキソプロフェン錠(消炎鎮痛剤)/レバミピド錠(胃薬)/ビオフェルミン錠(整腸剤)
痛み止めのロキソプロフェンはここで終了
昼食後:ホスミシン錠(抗生剤)/レバミピド錠(胃薬)/ビオフェルミン錠(整腸剤)
夕食後:ホスミシン錠(抗生剤)/レバミピド錠(胃薬)/ビオフェルミン錠(整腸剤)
10/7 (退院日)
朝食後:レバミピド錠(胃薬)/ビオフェルミン錠(整腸剤)
昼食後:ビオフェルミン(整腸剤)
夕食後:ビオフェルミン(整腸剤)
- ビオフェルミンは二週間分なくなるまで飲み切り
- 痛み止めは痛くなければ飲まなくてよし
抗生剤を飲む期間が随分短いと思ったが、俺は主治医のお尻医者さんを信じている。
入院中の過ごし方
追加で1日550円払ってテレビと冷蔵庫を使用できるようにしてもらったんだけれど、冷蔵庫もテレビも一回も使わなかったので、別に申し込まないで良かったと退院する日に思った(もともとテレビ見る習慣がない)。
入院中は自分で持ってきたiPadでゲームして、漫画読んで、スマホでデザリングしてインターネットして遊んでいた。行動制限があるのは手術当日だけなので、それ以外は自販機に飲み物買いに行ったり、手術に怯えたり、うんこして苦しんだりしているうちに、あっという間に3泊4日の入院期間は過ぎ去っていった。
医者の話
入院中暇だったので主治医の経歴なども調べてみたら、主治医の上席の医者は名医として有名な人らしいというのを知った。俺の主治医になっていた医者は、上席の医者と一緒に病院を移っているので、おそらく実際の手術や診療は主治医の先生がやっているんだろうと、俺は勝手に思い込んでいる。
3回目に肛門周囲膿瘍が腫れた時には主治医に切ってもらったが、今まで2回切ってくれた医者(紹介元の病院)に比べだいぶ丁寧で痛みも少なかったので「丁寧で腕のいい先生なんだろうな」とそれ以来俺は勝手に思い込んでいたが、多分間違えていなかったんだろうな。
そういう医者に関する情報は、病院に初めてかかる時か、1回目の診察が終わった時に調べるべきなんだろうけれど、俺は特に何かを調べたわけではなかった。
手術の不安と実際
手術をしてしまった今はもう終わったことなのでなんとも思わないけれど、やっぱり手術前は不安だった。
- 麻酔が効かなかったらどうしよう
- 手術中にうんこが漏れたらどうしよう
- おしっこが出ないでカテーテル突っ込まれたらどうしよう
- 手術後すごい痛かったらどうしよう
と、不安が押し寄せていた。
そういう不安も手術前の坐薬が辛すぎて、全部吹っ飛んだ。
手術中の不安は、点滴を間違えられまくっているうちに消し飛んだ。
何かを産んだわけではないけれど「案ずるより産むが易し」とはよく言ったもんだと思う。
腰椎麻酔下で行う痔の手術よりも口から突っ込むの胃の内視鏡の方が100倍くらい辛いし、鼻から突っ込むタイプの内視鏡も痔の手術の50倍くらい辛い。内視鏡検査とか内視鏡での治療に耐えられれば腰椎麻酔下の痔の手術は楽勝だと思う。
幸なのか不幸なのかわからないけれど、仕事がそこそこ忙しくて手術のことを直前まで忘れていて、手術前日まで静岡から関西にかけてずっと出張に出ていた。それと手術を忘却の彼方に追いやるくらいに心臓の状態が悪いというのもあって、心臓医者さん(名誉院長)が言っていた「痔の手術なんてたいしたことない」という言葉にも随分救われた。
痛みのところでも書いたように、肛門周囲膿瘍で何度も苦しんだり、長いこと苦しんだりするくらいなら、手術できるんならさっさと手術してもらう方がいいと思う、くらいには手術をして考え方が変わった。次の手術が楽勝とは限らないし、診察で尻の穴に指を突っ込まれるのはいつもすごく嫌だけどね。
長くなったのでこの辺で、
またね!