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先輩の仕事が停滞しているのを見つけた話(その後)

数日前に先輩の仕事が停滞しているのを見つけた。

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その後会社で会った何人かの人に「先輩の仕事が停滞している」という話をした。上司だけではなく、先輩と一緒に仕事をしている人など、何人かにお知らせした。話す内容はいつも大体同じで「比較のために他の人の台帳見ると、先輩は八月に見積はほとんど出してないし、注文もほとんど通していない」という話をする。

それから数日して、放置されてひどい状態になっていた先輩の台帳がきれいに整理されていた。きれいに整理されたところで八月に仕事をほとんどしていないのは何も変わらないんだけれど、上司に何か言われたようできれいになっていた。

その後上司から「日頃の仕事状況についてのヒアリング」という変な会議の案内が入ってきた。俺と一緒に働いている事務員も含めて、停滞している案件、揉めている案件、今週と先週の活動、年内の見通しなど、一時間くらいかけてヒアリングを行うらしい。俺も停滞している案件や検収で少し揉めている案件はあるけれど、道筋は全てつけてあるので、ストーリーを説明するだけでなんとかなりそうな感じになっている。勤怠は全部手打ちだけれど、出社のノルマ(週二日以上)もこなしているし、精算もこの前全部出したので、そこまでガミガミ言われることはないと思っている。

世の中にはとりあえずガミガミ言いたい上司もいるけれど、今の人はそうじゃないので、多分大丈夫と信じている。

***

先輩と一緒に仕事している事務員の人とたまたま隣の席になったので、先輩の仕事が停滞している件とか他のことについて色々聞いてみた。

  • 先輩の七月と八月の仕事が停滞していて何も進んでいないのは本当
  • 検収や請求で揉めていても「あとやっといて」という感じで事務員に丸投げしている
  • 先輩が担当している大口の取引先との来年度(2025.04-)の整備計画の話の一回戦を七月末〜八月頭に始めないといけないんだけれど、まだ何も手をつけていない
  • 「俺は先輩とのコミュニケーションが対等じゃないのが嫌だから先輩からの電話でない」→「すげぇわかる!」
  • 一部の業者から「先輩の仕事は絶対行かない」と言われている
  • 先輩が入社して七年間、自分がずっと文句言ってきたことをようやく理解してもらえて嬉しい
  • 上司から進捗報告の会議の案内が入ったら、メールとか見積とかが急に動き始めた

先輩が進めていない来年度の計画の話なんだけれど、よその部署とも大きく関わっていて、先輩一人の停滞が俺たちの所属している部署だけじゃなくて、会社全体の業績にも大きく影響するので、下手なことをして炎上すると飛び火の規模が半端じゃないのである。

八月に来年四月以降の話は早いというかもしれないけれど、一回目のラフな計画を出す→く精査・予算検討(一ヶ月)→修正(二週間)→再検討(二週間)→再修正(二週間)→予算取得・承認の筋道を立てる(一ヶ月)→計画や見積の微調整(一、二ヶ月)→承認・発注、という感じでやっていくとやり取りだけで数ヶ月かかるので、八月に叩き台ができていないとかなりきついと思っている。

部品の納期もあるので四月からの数千万の案件の発注が三月末になるということはなくて、年内にはある程度合意の方向に持っていって翌年度の人員を配置して、年明け早々には注文もらって部品の手配とかを開始しないといけないので、今の段階で動いてないとかなりきついと思っている。先輩の前任者の履歴見てみたら毎年七月末〜八月頭には一回戦の計画が出ているし、慣れている人でそれなので、慣れていない人ならもっと早く動き出す必要があると俺は思っている。

受注のタイミングも他の部署の案件と合わせて年間で受注するので、他部署とコミュニケーションをとりながら足並みを揃えないと、マジで炎上からの大爆発になる可能性しかない。そして、間違いなく俺のところに飛び火してくる。

先輩の観察はここまでで、俺は自分の仕事をコツコツとこなしていこう。

終わり