隣の部署のマネージャーが転職するという話を聞いた。そこそこ付き合いの深い人だったので「寂しいなぁ」と思うと同時に「そんなに会社嫌だったのか」という思いもある。転職する理由は激務と不当な低評価が主な理由のようで、一緒に昼を食いに行った時に評価が低いことと激務で増員して欲しいと頼み続けてきたのを5年にわたって放置されていてついに耐えられなくなったと言っていた。あとは3年後くらいから始まる新しいプロジェクトに向けて採用を始めないといけないのに、一向に採用に動かない姿勢にも相当参っていたらしい。
件の人手不足で数年後に炎上することは目に見えているので、周囲からも人を取れと言われ続けていて、それでも完全に無視して、一向に人を採用する気配がないので、実は俺もそこはドキドキしながら見ている。2028〜30年の間に最低でも5人くらい(技術員x3、営業x2)必要で、そうじゃないと炎上して大爆発では済まなくなるような案件が控えている。
辞めゆく人の転職先はヨーロッパ系の外資系企業で、日本法人は100人くらいと聞いている。彼の仕事がハードだったのも、評価が低かったのも納得できる理由ではあるんだけれど、それでも「俺だったら転職しないかな」と思っている節もある。今は新しいことへのチャレンジ、嫌になっていた組織との決別などでハイになっているので、デメリットは見えていないけれど、俺だったらおそらくその会社には行かないと思うようなところへ行くようだ。
近しい人が転職してさるのを見て、今一度自分が次に転職するときの条件や今の会社に残る理由などを整理したいと思う。
次に転職するときの条件
- オーナー企業ではない
- 従業員100人以上
- 外資・日経は問わないが、外資ならできればヨーロッパ系
- 小売業ではない
- 年収と昇給は今の会社と同等かそれ以上
- 完全フレックス/勤怠がザルい
- 在宅勤務可
- 出張の日当一日五千円以上
- 商材は設備、業界は食品か自動車、重工業
今の会社に勤め続ける理由
なんかあって上司の機嫌を損ねていきなりクビになるかもしれないけれど、今の会社に勤め続ける理由。
- 自分の持つ学歴、職歴、能力なんかを考えると、おそらく今以上の会社に入れない
- 性に合ってないわけじゃない(機械のサービス営業)
- 給料はそんなでもないが昇給の幅がすげぇ(年3〜5%)
- 完全フレックス
- 特に申請しないでも在宅勤務可
- 勤怠がザル
- 大阪まで飛行機で行っても怒られない
- 出張の日当が高い(6,500円/日)
- 確定拠出年金の掛け金が多い(年収の8%)
- これまでの勤め先に比べると評価されているので、昇給や賞与が目一杯されている
今の会社で四社目で、幸せの青い鳥はどこにもいないというのは知っているので、今よりも待遇が上がる可能性を探るのは難しいし「そこそこ評価されている」というのがまぁまぁ大きいと思っている。四社も経験しているので、そこそこの規模の会社でマネジメントが機能していないと一人の人間が簡単に組織壊すと言う例を中の人としていくつか見ているので、そこそこの規模でガバナンスもしっかりしている今の会社からわざわざ身をひくつもりはないと思っている。
あと、もう転職したくない。新しいことを覚えるのも、新しい人間関係を構築するのも、四十を目前にして、それはもう良いかなと思っている。会社の中での部署変更や担当変更などで新しい設備や人間関係の中に入っていけるので、わざわざ活路を外に見出したくない。
それじゃぁね