営業の仕事をしている。サービスとかアフターセールスとかいわれる部門に所属していて、検収が上がった機械の面倒を見るのが俺の仕事だ。整備ミスや客の誤操作で機械が壊れるなんていうのは日常茶飯事だ。いきなり機械がぶっ壊れるのも、よくある。有償か無償か微妙な案件も多いけれど、有償で落ち着かせることが比較的多い。でかいトラブルも小さいトラブルも、有償に持ち込むことが多い。
有償に持ち込む方法(俺なりのやり方)
- 出動を要求された時点で有償の可能性を示唆する
- 完了後すぐに見積を出す
- やばそうなトラブルや根の深そうなトラブルは、できるだけ現場へ行く
- 逃げ出さない
多分、これくらいしかやってないけれど、他の人が面倒を嫌って無償にするような案件でも積極的に有償にしていく。会社には適当な理由をつけて「お金取れませんでした」って言えばそれで許してもらえるんだけれど、俺はあんまりそうしていない。お金が取れないような案件はもちろん無償で処理するし、下見や準備のようなことは無償でおこなっていることが多い。けれど有償にできそうな案件は積極的に有償にしていく。
無償にしない理由
曖昧にして無償にしちゃうのがその場凌ぎでは一番楽な方法なのは間違いないんだけれど、多分誰も幸せにならない。客側がゴネて無償を勝ち取ったとしても、その場では無償になって金払わないでいいから嬉しいかもしれないけれど、最終的には幸せにならないと思う。
- 人が動くと金がかかるのは当たり前
- なんとなく無償にしてその場凌いでも、次に同じようなトラブル起きても無償でやらないといけない
- そのトラブルから派生したトラブルも無償でやらないといけない
- 無償でやってもらえるから客側も設備のことを覚えない
- 無償でやってるうちにだんだん面倒になっていっていい加減な対応になる
なんとなく無償にしてその場凌ぎしちゃうと、こういう感じの負のループが始まって幸せじゃない結末を迎えることがどちらかというと多い。無償で処理するにしても「今回の呼び出しでこんだけ金がかかりましたよ」というのを伝えるためにも、せめて見積くらいは出しておくべきだというのが俺なりの考え方。そういうわけで、どんな案件でも有償にすることが多い。毎回満額取れるわけじゃないけれど、部品代だけとか、人件費だけとか、客が納得していなくても何かしらの形で支払ってもらうことが多い。
年始にある人事考課で上司にこの辺をアピールしてみよう。
終わり