俺は日本の奨学金制度は悪くないと思っているので日本の奨学金制度がとにかく嫌いな人とは仲良くできないと思う、という前提のもとでの話。
日本学生支援機構から奨学金を借りて高校や大学に行っていた人は何人か知っているし、俺自身も大学は奨学金を借りて通っていた。毎月10日だったと思うんだけれど、月5万円の奨学金が日本学生支援機構から振り込まれていた。数え切れないくらい助けられたので、感謝している。
24歳で就職して(一浪一留)、今は36歳だけれど、毎月せっせと返済している。
奨学金の返済がなければ楽だろうなと思うこともあるし、返済がない分もっと積立とか投資にお金を回すこともできると思うけれど、大学の4年間奨学金を借りることができたから今の仕事に着くこともできたし、きちんと奨学金を返せているというのもあると思うと、やっぱり奨学金という制度があってよかったと俺は思っている。
奨学金を返済しているけれど、別に過剰な返済金額に追い詰められているわけでもなくて無理なく返済できているし、結婚もしたし子供も2人いる。計算によるとあと4年くらいは返済までかかるようなので、もう少しばかり付き合いが必要ということだ。
「なくなれば楽になるな」と思うのも大事だけれど「終わったら返済分の金を何に使おう!」とどうしようもない皮算用をする方が頭悪そうかもしれないけれど、前向きで、もう少し楽しいと思うので、俺は奨学金の返済が終わったらどうしようかいつも考えている。
俺は奨学金という制度があってよかったと思っているし、その制度に助けられたし、学校に行けて、今は自分がやりたいと思っていたのに割と近いような仕事をすることもできている。「奨学金のせいで人生がダメになった」「奨学金のせいで結婚できない」というような意見も見るんだけれど、そういう意見だけを切り取ったり、過剰に奨学金だけを槍玉にあげて批判するのって、世の中に多くいる奨学金を借りて学校行っている人とか、きちんと返済している人たちに対しての礼を欠いているんじゃないかと、感じてしまう。
補足:返済額は月1.3万円くらい/借りたのは有利子の奨学金で利率は1%くらい/借入の総額は225万円/2004年から借り始めて2009年の3月が最後の振り込み日/完済は2024年の夏の予定/新卒で入った会社の年収は290万くらい