『定額制夫のこづかい万歳 月額2万千円の金欠ライフ』という漫画。にわかには信じられない話が結構出てきて、日本の常識がどこにあるのか正直戸惑っている。あらすじとかと雑な感想と、自分との比較。
あらすじ
1ヶ月の小遣いが2万千円の漫画家吉本浩二(45)は月の小遣いが21,000円だ。毎月1日にもらえる小遣いを工面しながらお菓子を買ったり、趣味のバイクをメンテナンスしたり、月末には金欠に陥るとかそういう漫画。
吉本の小遣いの話だけではなくて、他の人の小遣いの額や使い道が出てくるんだけれど、その話が大体ぶっ飛んでいて、自分の常識や考え方を正直疑いたくなっている。
節約の話
吉本は大体無駄遣いばかりしているので「まぁ、普通かな」と思うんだけれど漫画に出てくる他の人の節約方法がぶっ飛びすぎている。
ローソンポイント男
筒木剛(45)
小遣い2万円
- 駅の駐輪場代(¥100)は小遣いから
- お昼は惣菜パン2個(¥250) + ペットボトルのお茶(¥38) & 野菜ジュース (¥50)
- たまったポイントを使っての月に一度の晩酌が楽しみ
ポンタ男
工藤静男(35)
小遣い2万円
- 15,000円はお財布ポンタへチャージ
- 買い物はポンタが使えるところをとにかく優先
- 昼食は白米を持って行き、近所のスーパーで惣菜を買う
- 出張の経費もポンタが貯まるカードにして、ポイントを取得
- 出張先でポイントを使って豪遊
- 月に一度のスーパー銭湯で散財(5,000円)
夫婦で小遣いを競い合う
夫:村上誠(40) 小遣い24,000円
妻:村上久美子(40) 小遣い24,000円
- 夫婦共に工場勤務
- 月末に余っているお小遣いの額を集計
- 多く余ってるほうが主導権を握り打ち上げのメニューを決める
- 昼は社食(安い)
- ジムは市営の体育館
- ランニングで銭湯通い
- 服はワークマン
この人たちは工場勤務なので、わりと普通なんじゃないかと思う。
他にもいろいろ登場人物はいるんだけれど、この3人が共感できるというか「まじで!?」みたいな感じだったのでなんとなく取り上げた。色々信じられん。
謎二つ
会社にウォーターサーバー的なものはないのか?
俺が最初入った会社には給茶器があってお茶とかお湯はタダで飲めた。その次の会社はウォーターサーバーが大体置いてあって、お茶とかお湯はタダで手に入る。福利厚生の一環というかオフィス環境の向上なんだろうけれど、そんな感じで飲み物にはわりと不自由しない。登場人物のサラリーマン、会社にそういうのないの?筒木さんの会社、そういうのないの?
出張の日当は出ないのか?
ポンタ男こと工藤さん、地方出張がある仕事をしているみたいだけれど、出張の日当出ないの?会社によって額は違うと思うんだけれど、出張すると大体1,000〜5,000円/日くらいの日当が出ると思うんだけれど、そういうものじゃないのか。
- 日当が出ない
- 奥さんに取り上げられている
- 黙っている
このうちのどれかだと思うんだけれど、結構謎なのである。しかし金欠自慢なんで「出張行きまくって日当でウハウハですわ!」なんてのは言えないよな・・・。
俺の場合
そもそも小遣いという制度で生きていない。
会社から入る給料と諸手当を全部合算して、家計の俺が負担している分の支払いや積み立てを全部済ませて、帳尻が合っていればいい。小遣いがないと言えばないけれど、無限といえば無限。
- 出張がそこそこ多い仕事をしているので、出張費でも稼いでいる(月3万くらい)
- 酒代が飛び抜けて高い(月3万くらい)
- 他は雑誌とか漫画を時々買うくらい
- 細かく管理していないので、細かく管理すると違うかもしれない
- 服とか靴は長らく買っていない
- セールの類は利用しない
- ポイントカードはヨドバシとANA以外持っていない
漫画なんで半分ネタは含まれているんだろうけれど、こういうところに日本が金持ちになれない何かを感じる。
終わり
定額制夫のこづかい万歳 月額2万千円の金欠ライフ 定額制夫のこづかい万歳 月額2万千円の金欠ライフ (モーニングコミックス)
- 作者:吉本浩二
- 発売日: 2020/07/20
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