今後の出勤のガイドラインについて、webで全体会議があった。
なんでもないと言われれば、なんでもないんだろうけれど、二点ほど良いコメントがあった。
そこそこのグローバル企業に勤めているんだけれど、リーダーの資質みたいなのは現法の社長でも必要なんだと思った。
備忘録も兼ねて、リーダーの言葉は太字。
Q.:東京アラートが出ているんですが、それは関係ないですか?
A.:我々の組織は東京都や各国の政府が出している基準よりも遥かに厳しい基準で組織を運営している。その点については会社を信用して欲しいし、我々はもちろんできることは出来る限りやっていくつもりだ。
こういう時に「会社を信じて欲しい」って言えるのは、それが嘘であったり、建前であっても、さすがだと思うよ。実際に「できることと」として、会社から衛生用品一式みたいな段ボールが送られてきた。
我々は皆さんとまた同じオフィスで仕事ができることを楽しみにしている
事務所に来ていろいろな人と話したり、みんなで共同して仕事をしたり、そう言うことっていうのはやっぱり組織を運営していく上で必要なことなんで、特別な事情がない限りは自分が出勤日として割り当てられている日はできる限り出勤してみんなと一緒にまた働いて欲しい。我々も皆さんとまた一緒に仕事ができることを、楽しみにしている。
「みんなして在宅勤務でもやっていけるから、このままオフィス狭くしようぜ」なんて考えていてごめん。社長の言う通りだし、間違えてもいないと思う。いろんな人と話すのはやっぱり必要なことだと、俺も思う。
リーダーに求めること
今の会社で4社目。
嘘でも良いし、建前でも良いんで、こう言うことが言える人って、良いリーダーだと思うよ。そこそこの大きさの組織をまとめるのなら、人を前向きにする力とか、信頼を集めるような力がないと多分だめよ。
俺自身は35にもなっているんで「このリーダーについていきたい!」と盲目的に信じるようなことはないんだけれど、嘘でも飾りでも良いからメッセージ性の強い言葉を放てる人とか、信頼を集める人、前向きな人、実行する力のある人、そういうリーダーかどうかある程度見極めて組織に所属するようになっていると思う。
今日社長が「みんな事務所に来てね。人と働くのは大事だよ。」と言った時、「この人、悪くないな」と思ったしこのおっさんを日本法人の社長に選んだ親会社に対しても「悪くないな」と思った。
「俺の言う通りにしろ!」「なんでできないんだ!?」と怒鳴るのも、マネジメントのやり方の一つなんだろうけれど、数百人規模の組織を曲がりなりにもまとめていくには「俺はこのほうがいいと思う」「こうやればもっといいんじゃないか?」みたいなアプローチのほうが多くの人をまとめるには有効なんじゃないかと思っている。
社長が一対一で話した時に「違うって言ってんだろ!」とか「なんでやってねぇんだよ!」とか言うふうに怒鳴っているのかもしれないけれど、今回の全体会議での話は組織のリーダーとしては非常にメッセージ性の強いいい説明だったと、俺は個人的に思っている。
終わり