5歳の子供がピーマンを食べられるようになった。
うちの子は割と好き嫌いなくなんでも食べる。
調理方法を割と工夫しているので、備忘録も兼ねて。
基本的にはどんな野菜でもよく火を通せば食べる。
ピーマン
楊枝かなんかで適当に穴を開けて、魚焼きグリルに放り込んで10分くらい時々転がしながら弱火で焼く。
取り出したら切って、本来入れるべきだった料理(野菜炒めや焼きそば)に入れる。
ピーマンでやっていけないのは、煮ることと食感を残したままにすること。
ある程度食べられるようになったら、火の通り方を少しずつ変えていけばいい。
茄子
茄子は一口大に切って、よくソテーする。
茄子は特に独特の食感と匂いがきついので、煮崩れを前提にするくらいしっかり火を通す。
火が通ったら、本来入れるべきだった料理に放り込んでちょっと似たり会えたりする。
うちはよく火を通したなすを鶏肉とトマトソースと合わせてスパゲティにすることが多い。
玉ねぎ
形はどうでもいいんだけれど、玉ねぎもしっかり火を通す。
炒めるのでも煮るのでもなんでも、まずは形がなくなるのを前提に火を通す。
酒(味醂含む)、酢、酸性の食品と合わせるのは、玉ねぎの加熱が完全に終わってから。
そうしないと玉ねぎの嫌な匂いがどこかに残って、なんか残念な味になる。
生とか半生みたいな玉ねぎはまず食えないので子供には与えてはいけない。
成功体験をコツコツ積み上げる
ピーマンが食べれる!
ナスが食べれる!
玉ねぎが食べれる!
こういう小さな成功体験を日常生活の中で少しずつ積み上げていって、特定の食材に対する苦手意識を減らしていく。「この野菜は食べれる」とか「美味しい」という成功体験があれば、自信にもつながるし、心理的ハードルも低くなって、抵抗も少なくなっていく。それを無理やり食べさせて「この前食べた時吐いちゃったやつだ」と思わせたら、自信を失わせているので、食育大失敗だと思う。
食育の失敗をしないために、よく炒めたり、細かく切ったり、大人はまぁまぁ工夫している。
無理やり食べさせない
「残さず食べる」ように教育するのも大切だろうけれど、うちでは子供には無理やり食べさせるようなことはしない。
35にもなって玉ねぎが大嫌いなんだけれど、味が嫌いとか食感が嫌というのではなくて「玉ねぎを食べてる自分が嫌い」なんだと勝手に解釈している。その理由を辿ってみると子供の頃生の玉ねぎのサラダとかを母親に「残さず食べなさい!」と言われて、無理やり食べさせられていたからだと思う、子供が吐いたり、えづいたりしてもお構いなしで、「残さず食べなさい!」と言われて残さず食べるまで席に縛り付けられていた。ちなみに、三人兄弟の三人全員が玉ねぎ大嫌いなので、食べさせ方に問題があったと考えるのが早い。心の奥底に「無理やり玉ねぎを食べさせられた」という体験がトラウマとして残っていて、それを払拭できないから玉ねぎが大人になっても食えないんだと思う。
「残さず食べる」ように教育するよりも「好き嫌いのないように」教育するほうが多分大事。5歳くらいの時に食えないものでも、大人になればそのうち食えるようになるものとか結構いっぱいあるし。トラウマを出来るだけ植え付けないようにしている。
うちの子は半熟の卵ととうもろこしが苦手なんだけれど、無理に食べさせるようなことはしないで「そのうち食えるようになるでしょ」と思っていて、自分から「食べる」というのを待つようにしている。
終わり