ちょっと、俺

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前職の取引先担当者に会った話

出かけた先で聴き慣れた声がするので振り返ったら前職の取引先の担当者だった。

 

その人のいる会社とは前職では大変懇意にしていて、他社の私が従業員向けイベントに呼ばれて一緒に飲んだくれるような仲だった。定期的な取引自体は年間に一千万も行かなかったので「太い客」ではなかったのだけれど、私はその会社が好きで、近くへ行ったらふらりと顔を出して挨拶をしたり、簡単な納品でも出来るだけ自分で届けたりして、訪問の頻度を増やしたりしていた。

 

その会社自体には私も大変よくしてもらい、行けば必ず「昼飯食っていくでしょ!」と昼食をご馳走になり、バーベキューイベントに呼ばれて一緒に飲んだくれたり、図面も見積もりも何もないのに「出来るでしょ?」の一言で注文を出してくれたりと、お互いにいい関係を構築していた。工場内を歩けば、多くの人に声をかけてもらうような関係だった。

 

「みんな心配していますよ、近くに来る時は用がなくても寄ってくださいよ!また会社のイベントに来てくださいよ!」とは嬉しい言葉である。

 

前職そのものは最後は正直どうでも良かったのだけれど、辞めるとなった時一番心残りだったのはいい関係を築いていた取引先との関係で、その取引先の人々との関係も切れてしまうというのが、何よりも心残りで残念だった。偶然にも会うことができたのは何よりも嬉しかった。

 

その会社のそばに行くことは現職ではなさそうなのが残念だが、特定の分野の機械加工では間違いなく日本トップの会社なので何かを外注して作りたいときなどは真先に頼みに行こうというのだけは決めている。

 

それでは今日はこの辺で