ちょっと、俺

読者は主に自分のブログ

一向に孫になつかれないばあちゃんの話 ~子供や孫との距離の取り方~

遠路はるばるばあちゃん(妻の母/私の姑/以下祖母)が外国から来日した(じいちゃんはずっと前に他界)。

私の娘が全く祖母になついていないどころの話ではなく「おばあちゃんには帰ってほしい」と言い始める始末である。おまけに祖母と過ごした日曜日の夜には自家中毒で嘔吐までするという、最低っぷりである。

もともと祖母にはあまりなついていなかったのだけれど、4歳になって自分なりに色々主張できるようになった娘と祖母の関係を見たりして、祖母として孫との関係の築き方の何を間違えていたのか、観察してみた。

祖母は日本語も英語も話せないし、私の娘は日本語しか話せない。しかし、言葉の壁以前に基礎的なコミュニケーションの何かに問題があるのではないかというのが、観察してみた結果である。

祖母が主役で遊びたい!

祖母は「孫と遊んでいる自分」「孫の世話をしている自分」がとにかく好きというか、その姿をアピールしたい。その思いが先行しすぎて、子供と遊んでいるときでも「主役は自分」なのである。娘はまだ4歳なので、遊ぶときは「自分が主役」になりたいのだ。しかし、祖母が主役になろうとしているうちに、知らない間に子供に拒絶されているのである。

子供と遊ぶときには、子供を主役にしたほうがいい!

妥協しない!

「おばあちゃんと遊んでいて何か嫌なことあった?」と娘に聞いたところ「このゲームがつまらない!いやだ!」と言って私に持ってきた。子供にもわかるような神経衰弱のゲームなのだが、おばあちゃんとやるのは本当に嫌だと訴えてきた。試しに私が一緒に遊んでみたところ、喜んで一緒に遊んでいた上に、娘は神経衰弱が4歳とは思えないほど強い、34歳の父親に簡単に勝つ。

娘は自分のペースで遊びたいし、私はそれに付き合って娘のルールとペースに合わせるのだが、どうやらばあちゃんは決まっているルールとかペース通りにできないと嫌らしく、指摘や修正が入り嫌になってしまったらしい。

子供と遊ぶときには子供のペースやルールに合わせるほうがいい!

嫌がられても構い続ける!

一人でご機嫌に遊んでいる娘のところに祖母が構いに行くのだが、一人で遊んでご機嫌で遊んでいる娘は祖母に構われるのを嫌がって叫んだり、奇声を発したりしている。しかし、それにも構わず祖母はゴリゴリ構いに行くのでますます嫌いになっていく。

子供が嫌がっているときは放っておいたほうがいい!

まとめ ~孫や子供との接し方について~

祖母を見ていて思うのは、とにかく小さい子供との接し方や距離の取り方がへたくそだということです。言葉が分からないというのも大きなハンデとしてあるとは思うのですが、それ以前の問題として:

・子供を中心にする

・子供が嫌がることはしない

ということができていません。

一歩引いて子供を主役にするとか、ちょっとだけ甘やかして妥協すれば、言葉の分かる分からないにかかわらず孫との関係はもう少しよくなれると思います。年を取って頭が固いのか、これまでこのやり方でやってきたのかは分かりませんが、今の方法をとっていては孫になつかれることはないと思うので、もう少しだけ考えを変えて私の娘を良好な関係を築いてほしいと思います。

ちなみに、祖母は娘である私の妻との関係も今一つよくないのは、こういう考え方や年少者への接し方が根底にあるんだと思います。

孫になつかれないじいちゃんばあちゃんは、少しだけ自分の接し方を見直してみてはいかがでしょうか?

終わり