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兄弟とお金の話 ~親の葬式を出せるくらいの金は用意しておこう~

先日兄が借金漬けというのがわかった時、親と兄弟と金の話をすることになった。私は三人兄弟の真ん中、気楽な次男坊というやつであり、兄と弟が一人ずついる。

私は妻(外国人)と付き合っていた時に「妻の母に何かあれば100万単位の金が必要」というのが分かっていたので、社会人になってから少ない給料からいくばくかのお金を捻出して貯金に回していた。結婚してからは貯金のペースが上がり、妻の母に何かあってもいいくらいの貯金はいつの間にかたまっていた。

しかし、妻の母が死んだとして、家族四人で直前にヨーロッパ行きの飛行機の切符取って、現地での宿や足も手配となると、さすがに100万じゃきかないので、もう少し現金を持っておきたい。

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兄夫婦は40前にして多重債務ですでに首が回らない状況であり、間もなく30歳になる弟も借金はないものの貯金もないという。貯金だけが全てではないし、金だけが全てではないけれど、親兄弟に何かあった時にすぐに駆け付けられるだけの交通費と、葬式を開いてあげられるくらいのお金は30を超えたのなら持っておいたほうがいいと思う。

近々法律が変わり故人の金でもいくらかは下せるようになるし、そこまで立派な葬式を開くつもりはないものの、親兄弟に何かあった時に金のことでいがみ合わず、お互いに助け合えるようにするには、年齢x1万円~5万円くらいの貯金は持っておいたほうが良い。気楽な次男という立場だったのだが、ひょんなことから兄弟の財布の事情を知り、少しずつ気楽な次男としての立場を失い始めているのである。

おしまい

 

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