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【転職活動】 ~この会社はもう自分の残るべき場所ではない~

無事に一社から内定が出て内定承諾書にサインして返却し、これから現職との退職交渉を始めることになりました。現職への未練とか気の迷いとかも無きにしも非ずだったのですが、先日会社に残っている後輩からの話を聞いて「ここはもう自分がいるべき場所じゃない」と強く思ったので、どのような引き留めにあっても、だれを派遣してきても、私はもう現職には戻りません。

と、そんな考えになんで至ったかの話。

パワハラへの裁き

会社の人事部と経営陣の裁きは「パワハラを行った先輩に対してはお咎めなし、急に仕事に穴をあけた私の職務怠慢」ということで私に対してのペナルティで軟着陸させる方向だそうです。パワハラ先輩は私を休職に追い込んだことで、やり方が良くないという指導は直属の上司から受けたそうですが、あくまでも上司からの指導であり、経営陣と人事からの指導や罰則というのは特にないようです。

弊社は米系の外資系企業ですので、入社して数年経つ私が休職したとか退職したとなると、親会社に対して相応の説明責任があります。その際に「パワハラを放置していた」ととらえることのできる説明を親会社に行った場合、日本法人の経営陣の管理責任にまで及ぶので、今後何年かの自らの安定や保身を考えるのなら、私にペナルティを与えるというのはなんとなく納得できます。

親会社側でも相応の話題にはなっているようですが「働きすぎ」ということで片付けられていると聞いています。親会社はパワハラがあるというのは誰も気づいていないようですので、なかったことにしてもみ消せば保身は万全だと思います。

今回、私へのペナルティにしようとしているということは、転じれば会社としてパワハラに対する裁きを下すつもりは今後も一切なく「辞めて言ったやつが悪い」の一言ですべての休職者や離職者を断じるつもりしかないということです。

妊娠した女性へのマタハラ

最近妊娠した女性は悪阻がひどく会社にあまり来られなくなってしまったようで、それに対して人事部から「制度を整えるのが面倒だ」とか「全然会社に来られないなんて戦力ダウンだ」とか、本人の耳には入らないようですが、結構ぼろくそに言っています。

結婚している女性を雇った時にそのような可能性があることは分かっていただろうし、今後産休や育休の取得、子供が保育園入園後の子供の病気による休みなどが増えることに対して組織として対策しようとするのではなく「面倒くさい」とか「戦力ダウン」とか平然と言ってのける神経が信じられません。

幸いにして本人の耳には入っていないものの、何かが間違っていつ本人の耳にこのような話が入るのかは誰にも予想がつきません。通常であれば、そのような発言などを注意する立場にある人事部からそんな発言が出ることもショックです。

私もこれから二人目の子供が生まれてくれば、共働きゆえに私も会社を休んだり、遅刻をしたり早退をしたりすることも増えます。そういう行動に対して組織から「面倒くさい」とか「戦力ダウン」という評価を下される可能性が、現段階から十分に感じ取れます。そのような環境で、これから長い期間をかけて二人の子供を育てていくことに、明るい未来を感じ取ることは、どうしてもできません。

結論:ここはもう自分の残るべき会社ではない

上司や同僚からは「戻っておいで」と言われていますが、私はその期待に沿うことなく現職に戻ることは二度とありません。親しかった人は私がもう戻るつもりはないということに薄々気付いているはずです。

新しい会社に行くことは、人間関係を一から構築したり、商品について学んだり。会社のルールを学んだり、たくさんの新しいことを一から構築しなおさないといけないので、体力も精神力も大きくすり減らします。それでも、現職に戻るという選択はせずに、新しい道を進むことを決めました。

パワハラの結末と新しく出てきたマタハラが最終的な決め手となり、この会社にいても自分自身の人生に明るい未来はないということに気付きました。事なかれ主義と保身を貫いているマネジメントでは、腐った人事のクビを切って、外部から人事の役員を連れてきて大ナタを振って制度改革、なんていうことはできるはずもないのです。そういうわけで、現職の上司や同僚の「戻っておいで」という声に応えることなく、私は会社を去ります。

 

ほかにも言いたいことは山のようにあるんだけれど、今回後輩から聞いた話で本当にとどめを刺された感じですね。

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終わり