「英語が必要」な会社に入ってきて「英語が分かりません」と先輩に言えば、先輩が代筆してくれるし、通訳もしてくれるし、書いた英語のチェックもしてくれます。「英語が分からない」で「英語が必要」な会社に入ってきたのなら、もちろん我々は手を尽くして教えますが、最終的には本人の心構えです。
会社から英会話学校やTOEIC受験の補助も出るのは、従業員は英語が分からないと話にならないからです。まずは先輩の助けなしで親会社であるアメリカの本社や各国の拠点とコミュニケーションができなければ、仕事ができるようになりません。
英会話学校へ行っても、外資系の会社に勤めていても、TOEICを何回受けても、漫然と過ごしているだけではいつまでも英語はできるようにならないし、英語でコミュニケーションを取ることはできません。
「分からないって言って採用しているんだから、教えるの当たり前でしょ?」という心構えではいつまでも英語はうまくなりません。「自分でやってやるんだ!」「何とかしよう!」という気概を少しでももって頑張ってくれればと、おじさんは切に願っています。そういう片りんが見えれば「試用期間で切ろう」という意見も黙らせることができると思います。
例えば:
- 英語のニュースを一日一つ読んでみる
- 好きなアーティストの歌を丸暗記してみる
- 映画の好きなシーンのセリフを丸暗記してみる
- 好きなアーティストや俳優のインタビューを丸暗記してみる
- 高校の英語の教科書を丸暗記してみる
- 今日出てきた分からない単語をノートの端っこにメモして、帰りの電車で復習してみる
- 英語しか話せない恋人を作る
やりようなんていくらでもあって、頭の中にどれだけの語彙と文法と例文を蓄積させたのかが語学だと思っているので、後は自分に合ったやり方を探すのに少し苦労するだけれど、本人の頑張り次第なんである。
新人や後輩を定時に帰るように指導しているのは、定時に帰って漫然と過ごして酒を飲んで遊ぶのではなく、定時に帰ったことでできる余裕や時間を使って、少しでも英語の勉強をしてほしいと思っているからです。
終わり