2000年代初頭に高校生だった、もはや15年以上前。
そんな高校生時代「英語を話せればもてるんじゃないか!」という糞みたいな動機で始めた英語学習。色々なタイミングが重なったのもあったし、高校時代の英語の先生と相性が良かったのもあったんだと思うが、なんでか続けることができて、大学でも英語を勉強してそれなりの形になって、大人になった今は英語と深く関わりのある仕事をしている。
- 英語の教科書と参考書を端から端まで丸暗記
- NHKラジオのテキストを買ってきて、毎日真面目に聞く
- インターネットが我が家に開通したので、海外のメールフレンドを作って毎日交信
- 英語の歌を片っ端から暗記
- 映画の名場面のセリフや有名なスピーチなんかを片っ端から暗記
覚えてる限りの取り組みはこれくらい。文字にすればたった五行だけれど、今もう一回同じことやれと言われれば無理だし、そもそもやる気ない。
転機は高校二年生の夏休みで;
- ルート66を辿るドキュメンタリーを見た
- テレビでロッキー1~5まで全部見た
- その後来たALTがフィラデルフィア出身だった
夏休みにロッキーを全て見て、脳内に毎日ロッキーのテーマが流れるくらい感化されているところへフィラデルフィアから先生が来たもんで、話を聞きに行くしかない。
突撃してみたところ、なんと英語が通じた!これで結構自信つけたと思う。
そうなると英語の勉強も楽しくなってくるもんで、当時はALTを捕まえては色々聞いていたが、何を話していたのかは今はもう覚えていない。
それから10年以上の時を経て自分がフィラデルフィアへ行き、美術館の階段を上り、ロッキー像の横で記念撮影をしたくらいには、英語と付き合ってきた。
邪な理由で始めた英語の勉強かもしれないけれど、就職や転職の様な人生の大きな決断にもいつもついて回り、英語のおかげで仕事を選ぶこともできた。ほかの人があまりできないような経験もできたし、英語のおかげで世界中の色々な国に友人もできた。
英語のおかげで結構いい人生を歩めている(と思う)し、選択肢もいくらか増えた。身近に英語を通していい経験をしている人が少ない中で、しっかり継続するモチベーションを維持して、腐らずに英語の勉強をつづけた高校生の時の自分を自分でほめてあげたい。
おしまい