アンサイクロペディアの3月11日に書いてあることが秀逸と、何年か前にネットのニュースで読んだ。
2011年の3月11日には宮城県沖を震源とする東日本大震災が発生した。それを受けて翌年以降3月11日は震災を考える日として黙祷をささげ決意を新たにする日だという人たちもいる。ただ誰かにとって祈るべき日は誰かにとっての誕生日であり結婚記念日であったりもするのだ。だからこそ今日はあくまで普通の日である。だからこそ地震のことを考えずに震災関連イベントを開くこと以外を不謹慎というのはおかしい。3月11日は前向いて生きていく366日のうちの一日であり、普段と同じように楽しむことは楽しみ頑張るべきことは頑張る日なのだ。
『アンサイクロペディア 3月11日』
秀逸だ。
不謹慎とか、被災者を軽視しているとか、被災者や遺族の気持ちを考えてないとか、そういうことを言われるのかもしれない。
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毎年3月11日が近くなると震災や津波の映像を暗い声のナレーションとともにひたすら流し続け「Remeber 3.11」みたいな特集をあちこちで見るようになる。
延々と津波や地震の映像、状況が良くならない被災地の特集、復興が進まない被災地とか、そんなのばかり延々と見る。
延々と。
これでもかというくらい。
暗いニュースばかり。
うんざりだ。
津波や地震の被害を忘れないで、有事に備えるのは大切だと思う。
被災地の状況を知ってもらうのも大切だ。
でも、それ以上に私が見たいのは:
- 震災の年に生まれた赤ちゃんもこんなに大きくなりました!
- 小学生だった彼も、今年は大学生です!
- 新居に引っ越して引っ越し祝いでみんなでBBQをしました!
- 震災の時に中学生だった僕は自衛隊員になりました!消防官になりました!
- 小学校で朝顔を育てています!
- 福島のおじいちゃんちに遊びに行ったよ!
- 仙台のおじいちゃんと釣りに行ったよ!
震災から人々がどうやって立ち直っているのか、被災地は今前向きなのか、小さかった子供たちは成長したのか、そういう明るいニュースや前向きなニュースが見たい。
過去を振り返って現在や未来に生かすことも大切なんだけれど、過去をどう乗り越えて未来を生きていくのか、どうやって震災を乗り越えて前向きに人生と向き合っているのか、そういうニュースも見せてくれよ!そういう特集も組んでくれよ!
後ろ向きなニュースや特集には正直うんざりなんだ・・・。
震災で被害にあった多くの人が、一日でも早く前向きになれることを祈念して
終わり