ちょっと、俺

読者は主に自分のブログ

機関車トーマスとアンパンマン

そろそろ3歳になる娘は最近『機関車トーマス』の動画をよく見ている。

 

ちょっと前までは『アンパンマン』だった。

 

アンパンマンを見せるのならトーマスを見せたいと思った親の気持ち。

 

機関車トーマス

簡単にトーマスの話を要約するすると:

蒸気機関車のトーマスを主人公にして、ほかの乗り物の仲間(バス、ヘリコプター、蒸気機関車など)と、困難や自然災害に立ち向かったり、失敗を糧に成長していったりする物語。基本的には労働をベースにしている話と考えられるような構成。

 

行き過ぎた福祉で国家がダメになったから、労働は尊いみたいな話になったのかなと勝手に考えている。

 

アンパンマン

ボッチでみんなとうまくやっていけない、ちょっとだけ性格がひねくれているバイキンマンが科学と生物兵器を武器にねじ曲がった欲望を達成しようとするんだけれど、愛と正義と新しい顔のアンパンマンにボコボコにされる話。バイキンマンアンパンマンは決して仲良くなることはない。

 

天才科学者のバイキンマンは、誰からも理解されないで、独りぼっちでこれからも生きていく。

 

アンパンマンを見せたくない理由

 

バイキンマンという物語の中で作られている悪者に対してアンパンチームがみんなを守るという名目のもと、バイキンマンをボコボコにして世界が平和になる話。バイキンマンは基本的に悪者。

 

みんなとちょっとくらい上手くできないからって、バイキンマンを絶対的な悪者に仕立て上げてアンパンマン御一行様でボコボコにする必要はないんじゃないか。

 

パンチとかキックでボコボコにするんじゃなくて、バイキンマンとどうやったら仲良くできるのか考えたり「最後はバイキンマンとも仲良くなりました、めでたしめでたし」で話を終えられないのかなと、よく思う。

 

抜群の科学力(バイキンUFO)と生物兵器(カビルンルン)を有しているバイキンマンに愛と勇気新しい顔だけで、本当にチームアンパンは立ち向かっていけるのか?どんなに正しい思想でも、科学と生物兵器にはかなわないだろ?科学をないがしろにしすぎ。

 

子供のうちからこういう構図を植え付けられると、子供の社会性にも影響が出るんじゃないかと思う。

 

トーマスの方がいいなと思うのは、トーマスには悪者はいないし、みんなで協力したりして困難に立ち向かうのがいいなと思う。そういうことで、子供にはトーマスを見せたほうがいいんじゃないかなと思っている、今日この頃。

 

おわり