私は自分の学校生活にいい思い出がないので、教師という生き物が基本的に嫌いです。そういう人が毒を吐くだけです。
ニュースをかいつまんで説明すると:
大阪府のある学校で生まれつき茶髪の生徒が髪を黒く染めることを強要され、髪が茶色いので学校行事や修学旅行への参加は認めず、生徒としての尊厳を守られなかったので裁判になった。行き過ぎた指導で髪はボロボロ、時には過呼吸を起こして救急車で運ばれた。学校側の言い分は「生徒心得」なるものに染髪や髪の脱色禁止と書かれているので、それを守らせただけで、金髪の留学生が来ても黒髪に染めるよう指導する。
校則原理主義とでもいうのか、馬鹿とでもいうのか、ものすごい差別だなと思います。金髪の留学生が来たら黒く染めさせるって、その場しのぎの言い訳と思いたい。生徒の尊厳も個性も何も認められてないよ。
私の娘も髪の色は栗毛なので、同じような目にあう可能性が否定しきれず、あまり他人事と思えないニュースです。今通っているのは公立の保育園ですが、幸い地毛証明書とか黒くするような圧力はないので助かっています。
娘の場合隔世遺伝で栗毛なので、心の底から馬鹿な体育教師に遭遇した場合、「父親も母親も黒髪なので、なんでお前は茶髪なんだ!?」と言われのない差別をされそうで今から戦々恐々としています。祖父母は二人とも生まれつきの金髪です。
仮にうちの子が同じ目にあった場合、私だったら学校の朝礼か授業に間違いなく乗り込んで、教師に片っ端から文句付けます。
「おい、そこのハゲ!なんで髪がないんだ?植毛してこい!できるまで教壇に立つな、給料ももらうな!」
「おい、そこの白髪!なんで白髪なんだ?黒髪じゃないのはダメなんだろ、明日までに染めて来い!チェックしに来るからな!」
「おい、そこのジャージ!父母がスーツで着てるのに、てめぇはジャージか、ふざけんな!スーツ着て来い!」(ジャージで服装の指導してる体育教師が大嫌い!)
別に髪の色なんて何色でもいいと思うんですよ。社会人になって10年くらい経ちますが、勤めている会社の女性は髪を明るく染めたりしています、赤とか緑はいないけれどね。それでかわいいんだから別にいいと思っているし、それに対して文句を言う人なんて一人もいません。
学校では髪を染めることで肌とか髪にどのような影響が出るのか、きちんと教育すればいいと思います。
万年坊主頭の私は髪を染めたことは一回もないんですけどね。
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茶髪の話に戻ろう:
私の勤め先は都心のタワーマンションがボコボコ建っているようなところにあります。外国人の居住者がたくさんいて、金髪の子供、肌の色が黒い子供等、実に色々な子供たちが近所の学校に通っているのをほほえましく見ています。
外国人の居住者が多いので、肌の色や髪の色に関係なくみんな仲良く歩いているし、多分両親と話している言葉とかも大して気にしていないのかもしれません。そういうのを受け入れる土壌が子供の中に無意識に出来上がっていて、周りの大人にも出来上がっているところは、本当にいいなと思います。
自分の子供のことを考えるのなら、都心の外国人の居住者が多いところで育ててあげる方が、将来的な外見による差別とかいじめのリスクが少ないのかなと、時々思います。
今回の件みたいに教師が主導して外見によるいじめを行った場合、子供の力だけでは太刀打ちできません。高校生と言ってもまだ子供です、教師という社会的な強者から一方的にものを言われては冷静に言い訳したり立ち向かったりできません。
だから、両親や周りの大人がきちんと校則原理主義者に立ち向かい、間違っているものは間違っていると主張してあげるべきです。
私は教師が大嫌いなので、喜び勇んで校長とか教頭に文句言いに行きます(妻からはやめろと言われています)。
おわり