昨年(2016年)のノーベル文学賞はまさかのボブ・ディランでしたね。
有名な曲はたくさんあります。
"Forver young"という歌は絵本にもなっています。ディランのあとがきを読むと、子供が生まれたときに作った歌で、こんな子供になってほしいと願っているというようなことが書いてあります。
歌詞を紹介してみましょう。
***
May God bless and keep you always
May your wishes all come true
May you always do for others
And let others do for you
May you build a ladder to the stars
And climb on every rung
May you stay forever young
Forever young, forever young
May you stay forever young.Bob Dylan, Forver young
神様がいつも見守ってくれていて
いつだって夢がかないますように
人にやさしくできて
人にやさしくされる人になりますように
天まで続く階段をかけて
星に手が届きますように
いつまでも夢を持ちづけますように
May you grow up to be righteous
May you grow up to be true
May you always know the truth
And see the lights surrounding you
May you always be courageous
Stand upright and be strong
May you stay forever young
Forever young, forever young
May you stay forever young.Bob Dylan, Forver young
分別のある人に育ちますように
間違えたことを嫌う人に育ちますように
自分の信念をいつでも持ちますように
自分の周りの輝いているものを見失いませんように
いつでも勇敢でありますように
力強く自分の足で立ちますように
いつまでも少年の心を忘れませんように
May your hands always be busy
May your feet always be swift
May you have a strong foundation
When the winds of changes shift
May your heart always be joyful
And may your song always be sung
May you stay forever young
Forever young, forever young
May you stay forever young.Bob Dylan, forever young
どんな時も働き続け
どこへでも自分の足で行きますように
時代の流れが変わっても
流されることのない強い人になりますように
楽しむ心を忘れずに
みんなと一緒に歌を歌えますように
いつまでも強くありますように
***
訳は私がつけたので、間違いもたくさんあると思います。
子供への愛情にあふれた本当にいい歌詞だと思います。
オリジナルよりも、PretendersのChrissie Hyndeが歌っている方が好きなんだけれどね。
最後にちょっと脱線
非常に英語的だなと思うのは、NeverとかNotみたいな否定語を一つも使っていないところ。昔なんかで読んだんだけれど、英語のライティングで前向きに何かを表現したいときには否定語を使わないというのを見た。だから"Never give up"とか言わないで”Keep going on”とかいうようにするという話。
この歌詞にも、否定語は一つも含まれていないんですよね。
おしまい
- 作者: ボブ・ディラン,ポール・ロジャース,アーサー・ビナード
- 出版社/メーカー: 岩崎書店
- 発売日: 2010/02/13
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↓ちなみに一番好きな歌↓
15分くらいある