朝、娘(2歳)に「行ってきます」と言ったところ、「また明日」と言われたことが軽くショックだった32歳の父です。
毎日の帰宅時間は大体22時~23時なので、普通の2歳児ならまず寝ている時間です。確かに、娘が起きている時間に家に帰ってくることは稀です。妻には大きな家事の負担をかけていると思います。
僕の勤めている会社の最大の取引先は自動車会社です。完成車メーカーから下請けまで、幅広く取引しています。
自動車会社と取引していてよく思うのですが、そもそも日本にブラック企業とか残業が多いのってものの流れでいうと上流に位置している企業に問題があるような気がするんですね。自動車だと完成車メーカーとその一次下請けの主要なコンポーネントを作っているところです。
極端な例を挙げると、取引先のとある完成車メーカーの担当者が僕に夜の10時くらいに「明日の朝一でこの見積もりがほしい」と、平気でそういう電話をかけてきます。僕は何でも正直に言うタイプなので、「無理です」とか「できません」とはっきり言いますが、中には断れずに夜の10時から見積もりを作り始める人もいるかもしれません。
「客のために頑張る?」
「バカか?」
「日ごろからこんなにいじめられてるのに、てめぇらのために頑張る心意気は持ち合わせてねぇよ!バカか、てめぇ!」
こんな話、上げればきりがありません。
上場しているような有名企業の例を挙げるのなら:
・頑張ってる姿を見せるために徹夜で頑張れ!
・昼飯を食いに行ったサービスマンに「飯を食うな、働け!」と怒鳴る
・わけのわからない、無料になるまで続く値引き合戦
・深夜でも構わずに、夜勤者からかかる電話
嘘だと思う人もいるだろうけれど、全部本当の話だし、僕が実際に経験したこと。
そういう、取引先をなんとも思っていない発想が積みあがって、積みあがって、付けが回って、日本という国がブラックになっていくんだよ。自分ちの従業員を守るのも大切だけれど、取引先を守るのも大切じゃないか?
取引先にそっぽ向かれたら、何も作れなくなるんだぞ?わかってるのか?
おしまい
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