子供の頃の話。
85年生まれの私はバリバリのドラゴンボール世代だ。水曜日の19時から始まるドラゴンボールが本当に楽しみだった。再放送も何回も見た。
セル戦の最後のかめはめ波の打ち合いで一週間過ぎたときは、勘弁してくれと思った。
そんな私の子供の頃の話。
1. かめはめ波
私が物心ついたときにはすでにドラゴンボールは放映されていたので、いつ始まったのかというのはよく知らない。幼稚園ではすでにドラゴンボールごっこをやっていたし、幼稚園の年長くらいですでにフリーザが登場していたのは覚えている。
まぁいいや。
子供の頃の僕は、かめはめ波は打てると思っていた。
マジで。
真剣に気とかためてたし、練習もしてた。
できた試しはないんだけれど、それは自分の修行が足りないんだと、真剣に思っていた。
小学校4年生くらいの頃に、できないと悟った。
2. 舞空術
かめはめ波はできないと悟った小学校高学年に入りたてくらいの私に、新しい技が現れる。
舞空術だ。
テレビのドラゴンボールはすでにセル編が終わった後だったと記憶している。
すげぇ普通っぽい女の子のビーデルさんが、悟飯から舞空術の手ほどきを受けている。
で、なんと、できた!
おいおいおいおい、普通少女のビーデルさんでもできるのに、俺にできないわけないじゃん。ご飯がビーデルさんに教えたのと同じようにやれば、舞空術なんて俺にだってできるんじゃねぇ?と、小学校高学年にして考えた。
浅はかだ。
案の定、できない。
やっぱり、漫画は漫画なんんだなぁ〜と、悟った。
3. 二重の極み
小学校高学年で、あれほど丁寧に手ほどきをされていた舞空術はやっぱりできなかったので、漫画と現実の境目に気付き始めてきた。
そこへ、二重の極み登場。
確か中学生くらいの時。
理論まで説明されているし、なんかできそうだし、やってみる価値はありそうだな。
練習した。
やっぱり、できなかったけどね。
所詮漫画の技なんだよね。
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と、私と年齢が5歳前後しか変わらない人は、多分同じような技を練習して育ってきたと、勝手に思い込んでいます。
男の子なんて、そんなもんだなんだよ。
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漫画の技で他にも練習した技は他にもいくつかあります。
・音速拳
言わずと知れた愚地克巳の代表的な技ですね。身体中の関節を全て同時に加速させて、音速の拳を作り上げる。あの花山薫を葬った技です。逆バージョンの剛体術ももちろん練習済みです。
もちろん、できていない!
・握撃
これも練習してみました。高校生の時握力が人よりも強かったのでいけると思ったんですが、できるはずないですよね。
少年チャンピオンくらいなら真っ二つにできたし、ビールの王冠くらいなら曲げることできたし、リンゴもつぶせましたが、悪劇は無理でしたね。
終わり。