高校時代一念発起して英語を勉強しようと思った。
もてるかもしれないというくだらない理由で。
その時にとった行動が3つ。
・英語の教科書を丸暗記
・NHKラジオの英語講座を毎日聞く
・外人のペンフレンドを作って毎日メールで交信
今回は外人のペンフレンドについての話。
***
私がインターネットへのアクセスを手に入れたのは、今から16年くらい前の高校生1年生の時。
ブロードバンドが普及し始めて我が家にもISDNが導入され、ネットがつなぎ放題になった時だった。父親からインターネット使用の許可が下りて、メールアドレスを手に入れた。
海外のサイト、日本のサイト問わず、片っ端から登録しまくって外人のペンフレンドを増やした。自分からも色々な人に率先して連絡して、ペンフレンドを増やした。
ペンフレンドを見つけたサイトで、まだ運営しているサイトもあるし、消滅したサイトもある。大きく成長したサイトもある。
ちなみに、英語でペンフレンドはPenpalといい、趣味"Penpaling"ともできる。
15年も前のことなので、記憶も定かではないけれど、いろいろな国の人とメールを交換していた。
アメリカ、ケニヤ、イギリス、オランダ、スペイン、クロアチア、イタリア、中国、韓国、ポーランド、タイ等、世界中にペンフレンドがいた。覚えていないくらい、ペンフレンドがいた。
楽しかった。
毎日いろいろなメールが来た(ほとんど覚えてない)。
英語が上手な人もいるし、下手な人もいる。
下手な人の英語を見ると、「これでいいんだ」と自信になった。
何回かメールを交換すると、大体ネタ切れになって、音信不通になる。
そんなもんだと思う。
通算で100人以上とは交信していたと思う。
***
何人かとは手紙のやり取りもした。
何人かからは誕生日プレゼントをもらったし、何人かには誕生日プレゼントを贈った。
何人かは15年くらいたった今でも、時々連絡がある。
結婚したとか、子供生まれたとか、そんな連絡。
僕も15年の間に高校生→浪人生→大学生→ぷー太郎→就職→結婚→転職→子供の誕生と人生は大きく変わった。
何人かには会いにいったし、何人かは会いに来てくれた。
何人かはいつの間にか日本語でコミュニケーションできるくらい日本語を勉強していた。
今でもいい友達の人もいる。
***
英語を学んでいく中で経験して、獲得できた、数多いいい経験の一つだ。
僕がインターネットを獲得した時、インターネットは世界と連絡を取り合うもっとも簡単な方法だったし、今でもそうだし、多分これからもそう。
英語を勉強していく中でいろいろなことがあったし、勉強した結果として色々なことを経験した。
その中の、いい経験の一つで、いい思い出の一つだ。
おしまい。