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お礼とマナーと出世する人

取引先の人と海外出張へ一緒に行って案内したり、通訳したり、日本国内では接待という名目で一緒に食事に行ったりすることが時々ある。数えきれないくらいくらいの人と食事に行って、何人かの人と海外出張へ行ったけれど、出世した人はその後がほかの人とちょっとだけ違った。本当にちょっとしか違わないんだけれど、できてる人はほとんどいない。

 

会食の後や帰国後にお礼のメールが来た。

 

違いはそれだけなんだけれど、そういうのができてる人って本当に少ない。「御礼」というタイトルでメールが来たことって、今までで2回しかない。

 

  • 一人は誰でも知っている完成車メーカーの部長
  • 一人は誰でも知っている重工業メーカーの課長

 

二人とも若くしてそこそこのポジションについているんで、きっと社内でも細かいお礼とか調整で手を抜くことはないんだろうなと思う。味方も増えるし、風当たりもソフトになると思うので、社内でも色々やりやすくて、階段を駆け上がっていきやすいんだろうな。

 

「商社には食事はおごってもらって当然」とか「海外出張に付き合ってもらうのは当然」という思いもあるだろうし、我々もそれが仕事なんだけれど、当然と思っていることにお礼を言われると我々も嬉しいよね。

 

そういう人たちが困っていたら何とかして助けてあげようと思うし、メーカーとか商社の協力を引き出せるというのは、大切だよ。助けてくれる人や味方は一人でも多い方がいい、というのも、また、知っている人が少ないけど紛れもない事実。

 

それでは今日はこの辺で