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【映画】『黄金のアデーレ 名画の帰還』

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『黄金のアデーレ 名画の帰還』という映画を見て、色々調べたのでまとめます。

 

あらすじ

オーストリアユダヤ系名家出身のマリア・アルトマンはナチスに奪われた後、オーストリア政府の所有となっているクリムトの名画「黄金のアデーレ」を奪還するために若手弁護士のランディと組んでオーストリア政府を相手取り法廷闘争を繰り広げ、名画を奪還するという実話に基づいた話。

 

詳しくはWikipedia先生に何でも書いてあるので、どうぞ

黄金のアデーレ 名画の帰還 - Wikipedia

 

実話に基づいた話なので、もちろんモデルがいるので、その人たちについてちょっとだけ調べてみました。

 

Maria Altmann (マリア・アルトマン)

この映画の主人公ですね。映画ではヘレン・ミレンが演じています。

 

1916年2月18日 - 2011年2月7日 (満94歳没)

 

オーストリア生まれのユダヤ人で、ナチスの迫害からアメリカに亡命し、ロサンゼルスでその生涯を閉じました。黄金のアデーレのモデルとなった人物Adele Bloch-Bauerの姪っ子です。

 

Mariaの叔母であるAdele Bloch-Bauerの旦那は砂糖の商人を営み、大変な金持ちで多くの芸術家のパトロンとなっていました。パトロンを行っていた中の一人にクリムトがいて、叔母をモデルとした絵「黄金のアデーレ」が描かれました。

 

Altmann家はオーストリアでは繊維業を営んでいたようですが、会社はナチスに没収されてしまいます。アメリカへ亡命しロサンゼルスに住み始めたころ、当時アメリカでは取り扱いのなかったカシミヤのセーターの販売を開始し財を成します。

 

映画の中でも服屋さんを営んでいますね。

 

旦那(Fredrick -Fritz- Altmann)は1994年に亡くなっています。

 

Randol Schoenberg (ランディー・ショーンベルグ)

1966~

 

マリアと組んで名画を取り戻す弁護士です。

 

映画の中ではさえないような面もありましたが、プリンストン大学卒業のエリートです。1988年に卒業しているので、ストレートで入って、ストレートで卒業しているスーパーエリートです。

 

アデーレの絵を取り戻した後は、ナチの時代に没収されて所有者のもとに帰っていない芸術作品を奪還することを専門とする弁護士事務所を開設しているようです。また、大学の講師なども勤めているようで、今ではとても裕福な生活を送っていると容易に想像できます。

 

子供は3人いるので、絵画を取り返した後にもう一人できたようですね。

 

絵は全部でいくらで売れたの?

一番気になるのはこれでしょう。私もこれが一番気になって調べました。

 

  • Portrait of Adele Broch-Bauer (黄金のアデーレ) = 135million USD = 1億3,500万ドル
    約135億円
  • Adele Broch-Bauer II + ほか4点の絵画 = 192.7million USD = 1億9,270万ドル
    約192億7,000万円

全ての絵画を合計すると、327.7億円と、途方もない数字になります。

 

面倒くさいんでレートは全て1ドル100円です。

 

弁護士はいくらもらったの?

弁護士の顧問料は40%だったようですので、ザックリ130億円くらいの大金を手に入れたようです。映画の中では子供が生まれるの借金漬けだったり、小さい家に住んでいたり、ぼろい車に乗ったりしていますが、人生全部使っても使いきれないくらいのお金を手にしています。

 

その大金はどうなったの?

  • ロサンゼルスホロコースト博物館の拡張に一部を寄付 (マリア & ランディともに)
  • マリア・アルトマンファミリー基金の創設 (マリア)
    メジャーリーガーとかがよくやる相続対策のファンドだと思います
  • 慈善団体や公共団体への寄付 (マリア)

ランディのお金の使い道はあまりはっきりされていませんね。

 

絵画は2006年にマリアさんの手に返され、2011年にマリアさんはなくなっているので、裁判を引き延ばしされていたら本当にマリアさんが亡くなって所有者がうやむやのままになっていたかもしれませんね。

 

裁判が終了したときには90歳目前です、そのパワーとバイタリティもすさまじいものがあると思うし、年寄りをだますような人がいなくてきれいに終わったのもよかったと思います。

 

映画の感想

映画ではオーストリア人が妙に悪く書かれています。私は個人的にオーストリア人の友人がいるし、オーストリア人のおっさんに無駄に親切にされて以来親オーストリアです。映画と割り切ったとしても、オーストリア人は見ていていい気分しないでしょう。この映画を見たからってオーストリアを嫌いにならないでください。

 

というのが、私からのお願い。

 

映画自体はナチス時代の混沌や今の平和な生活が対照的に描かれていて、うまいコントラストだと思いました。車に乗って逃げるときと、飛行機に乗って逃げるときは、手に汗握るというか、映画館で観たら迫力すごかったと思います。ちっちゃいキンドルの画面でもすごい迫力でした。

 

ロスの描写は全体的に平和に、落ち着いて、描かれていました。

 

ヘレン・ミレンさんの演技も素晴らしく、すっかり見入ってしまいました。「大女優すげぇ」というべたな感想しか思い浮かびません。ジョークやウィットにも富んでいる、快活なおばあちゃん役が見事にはまっていたと思います。

 

最後に裁判で勝ったときは、涙しそうになりました。

 

 

おしまい

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