ちょっと、俺

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台風と雪と洪水の思い出

子供の頃台風発生のニュースを見るたびに学校が休みにならないかワクワクしていた。大体の台風は宮城県に来る頃には弱体化して温帯低気圧になっているので、台風で学校が休みになったことなんて数えるくらいしかない。

 

山の中腹くらいにある新興住宅地で育ったんで洪水などのリスクも少なくて、子供の頃ニュースで「床上浸水です」と報道されていて、自衛隊や消防のボートで救出されている映像を見ると心底羨ましく思っていた。

 

 

洪水や台風で学校が休みになることはあるんだけれど、東北地方では雪で学校が休みになることはほとんどない。ところが東京は30㎝程度の積雪で学校が休みになるので、東京は台風でも雪でも学校が休みになってうらやましかった。仙台市内では30センチくらいの積雪は当たり前で、そんなのは日常だ。休みになるはずはない。

 

更に非情なことに雪で電車が止まるのは遅刻として認められるのだけれど、雪で自転車通学をするのに著しい時間がかかったとしても、遅刻として認められることはない。自転車通学だった私は雪が理由で何度か遅刻したが、一度も認められなかった。

 

雪、許すまじ!

 

災害が起こると駅前でインタビューとかしていて深刻そうな顔をした大人が「通勤が大変ですよ」とか「勘弁してくれ」というようなことをインタビューで話している。そういう風に真面目に発言することが大人として当たり前なのかもしれないけれど、「今日は大雨なんで会社休みになりました、家に帰って寝ます」とか「会社も子供の学校も休みなんで、家で子供とゲームでもします」というようなインタビューの答えがあってもいいと思う。

 

おわり