ちょっと、俺

日常のちょっとしたこと

寝る子は育つ?育つ子は寝る?

 中学生の時の話。

 

150㎝/50㎏で入学して、卒業するときは178cm/75㎏になっていた、猛烈なスピードで体がでかくなった人の思い出話。

 

大人になるにつれて、大人の物差しでしかものを見なくなるけれど、大人になって振り返る中学生時代の話。

 

馬鹿みたいに寝ていた中学生時代

 

毎晩9時くらいに寝るのだけれど、どうしても朝起きられなかった。思い切って夜8時くらいに寝ても、どうしても朝起きられない。大体毎朝7:30を過ぎても寝ていて母親に起こされていた。

 

母に起こされてから慌てて身支度をして、朝飯をかきこんで、走って学校へ行って、8:30の始業には遅刻かどうかギリギリのところ。学校まで走って20分くらいだったと記憶している。

 

毎朝懲りずに寝坊していた私に起こった父親が「もう起こさないでいい!」と言って、本当に誰も起こしてくれないで、平日なのに朝10時ころまで寝ていたこともある。家に誰もいなくなって、電話のベルの音で起きた。その電話は担任からの電話だった。

 

親や先生からは遅刻や寝坊については「だらしがない」と、いつも怒られていた。父親からはこれでもかというくらい怒られていた。時間を守ることの大切さ、遅刻がいかに悪いことか、それに加えて朝起きられない私のだらしなさについて、毎日のように説教されていた。

 

なお、休日はこれに昼寝のおまけつがついて、それでも夜寝ていたのだから、信じられない睡眠時間である。

 

「そんなに怒らなくてもよかったんじゃないか?」と大人になった自分は思うし、自分の子供が朝起きられないことに対して、私は多分怒らないと思う。

 

中学生時代の食事の量

 

さすがに力士とかプロレスラーほどではないが、でたらめなほど食っていた。給食は大体2~3人前食っていたし、一人だけ全てのおかずが味噌汁のお椀に入っていた。中学生くらいになるとかわい子ぶって小食を演じる女が多かったので、給食が不足することはなく、毎日これでもかというくらい食っていた。給食だけではなく、夜ご飯も二人分くらい食っていた。

 

牛乳は毎日一リットル以上飲んでいた。家に帰ったらまずは牛乳を一リットルくらい飲んで、寝る前にも飲んでいた。給食でももちろん牛乳を飲むので、膨大な量の牛乳を一人で消費していた。

 

家に帰って牛乳を一リットルくらい飲んで、ご飯を食べて、おやつを食べて、寝る前にも牛乳を飲んで、アイスを食ってから寝ていたと記憶している。こんだけ食っていて体がでかくならない方がおかしい。

 

両親と兄と弟の5人家族だったんだが一ヶ月で米を30㎏食っていたというので、異常である。当時の食費なんかは膨大だろうなと思う。

 

部活

 

部活の柔道部は練習がきつくて、夕方4時くらいから夜の7時まで毎日練習していた。土日の休みもなかったし、練習量は先生の機嫌で決まっていた。どう考えてもオーバーワークだった。あんまり強くはなかったんだけれど練習はきつかったので、一般的な人よりは腕っぷしはかなり強くなったと思う。

 

明らかなオーバーワークだったので、部活を引退後に体重が一気に10㎏も増えた。

 

そして今はそのころから、30㎏近く増えた。

 

成績

 

成長とは関係ないけれど、成績は常に低空飛行を続けていた。

 

テスト前に夜遅くまで起きて勉強することもできずに、テスト前だろうがいつもと変わらないように21時頃にはおとなしく寝ていた。

 

そんな中学時代だった。

 

成長の反動

 

体がものすごいスピードで大きくなった反動は結構大きくて、貧血や不整脈には随分悩まされた。処方される造血剤をいくら飲んでも数値は改善されなくて、結局貧血の症状が治まったのは高校2年生くらいの頃だった。血液検査の数値を見た医者に「優秀な数値ですね」と言われたときは、うれしかった。

 

不整脈も出ていたのだが知らないうちに治っていた。

 

骨が伸びる音は聞こえなかったけれど、体をでかくする準備なのか、心臓が追い付いていないからなのか、夜寝る前は心臓の鼓動がものすごく強くなっていた。時には自分の鼓動が強すぎて夜寝付けないほどだった。

 

今でもそうだが、一度寝たら絶対に起きなかった。一度夜釣りに父親と行く約束をしていたが、案の定起きられずに、家に置いて行かれた。

 

馬鹿みたいに食っていたし、死んだように眠り続けていた。それもこれも、異常なスピードの成長に体が追い付かなくて、睡眠と食事を必要としていたんじゃないかと、今振り返ると思う。

 

遅刻して怒られていた話

 

子供の頃は先生や親くらいしか身の回りに大人がいなくて、大体両者のいうことは正しいと思って生きている。そういう人たちの言葉に疑問を呈したり、正面切って間違ってると言えるようになるのって、もう少し人生の経験を積んだ高校生とか大学生くらいになってからだ。

 

中には頭のいい人がいて、結構小さいうちから言い返せる人もいるけれど、私そこまで頭良くなかったし、疑問にも思わなかった。

 

小中学生にとって、身近な大人である両親や先生の存在や発言は絶対的だ。

 

中学生の頃、私は朝起きられなくて両親や先生から「だらしない」とかいつも言われていた。たかが寝坊で人間性まで全否定だ、ひどい話だ。

 

自分が大人になって当時を振り返って考えることは、成長期ど真ん中の中学生がものすごいスピードで成長していくのに必要な睡眠や休息を大人の物差しで「だらしない」一言で断じていいものなのかどうなのか、もっと成長期の子供目線に立って子供と向き合ってもいいんじゃないかということだ。

 

別に夜遊びして深夜に寝て朝起きられないわけじゃない。21時というかなり早い時間に寝ても、朝起きられないのだ。本当に自力で起きることができないのだ。

 

朝起きられないことでだらしないと人間性まで一刀両断で否定されていた私も就職して、30歳を超えて、今では誰にも何も言われずに、毎朝7時に起きて会社に行っている。きちんとできるようになっている、子供の頃の寝坊なんてどこ吹く風である。

 

当時の私はだらしなかったのかと言われるとそんなわけではなくて、成長期に必要な睡眠をまっとうに取っていただけで、そこを大人の物差しだけで人間性まで否定するくらい叱りつけなくてもよかったんじゃないかと、今更ながら思う。

 

子供が朝起きられなくて、毎朝怒鳴りつけている両親や先生がいると思うのだけれど、成長するために必要な睡眠をとっていて、今一所懸命大きくなろうと頑張っているところなんだと、温かく見守ってあげてほしい。

 

少なくとも、私が自分の中学生時代を振り返ると、そうしてほしかったと思う。30を過ぎた今でも、そう思う。

 

おしまい

スポンサーリンク