僕が高校受験をしたのはもう15年くらい前なので、今とは時代も変わっているのかもしれないけれど、30歳過ぎた大人なりの視点で、「あぁ、あの時こういうアドバイスあればなぁ~」ということを書いてみたい。
僕自身は地元でも下から数えた方が早い普通高校から、3流私大に進学して、今は都内でサラリーマンやっています。
進路は普通科だけじゃない!
それなりに社会人としての経験を積んだ今だから気づくんだけれど、工業高校とか商業高校を卒業して地元優良企業とか上場企業の現場職として働いた方が、下手に普通科の高校へ行って適当な大学行ったり、手に職のつかない普通科の高校をなんとなく卒業して無職やフリーターやるよりもよっぽど安定しているし、生涯年収も高いと思う。
そりゃぁ、県内で3本指くらいに入るトップクラスの高校に入れば、話は違うと思う。
でも、そういう高校へ入れない人には、工業高校とか商業高校を進めて、その先にどのような求人が待っていて、どんな職に就くことができるのか、適当な大学を卒業するよりも多分幸せな人生を送れる、というのをきちんと説明してほしかった。
というか、これは先生だけではなく、両親にもそのような意識を持って子供の進路に向き合ってほしかった。
一つでも上の学校を目指せ!
無謀な挑戦は許さないけれど、妥協か挑戦を取るのか悩んでいたら、迷いなく挑戦の進路を選ぶように後押しする。
挑戦するためにした努力は試験で落ちてしまっても無駄にはならないし、今後の人生で必ずプラスの経験になるよ。逆に、「こんなもん」で妥協するような進路を選択させてしまうと、それなりの努力しかしなくなってしまうよ。
高校入学後の話
僕は下から数えた方が早い地元公立高校の普通科に入ったのですが、僕の学校から医者になったやつもいなければ、大企業に勤めている人もいなければ、ちゃんと仕事している人も少数かもしれません。
学校やめたやつはたくさんいました。
入学→卒業の間で、10%の人が退学しました。
えぇと、何が言いたいのかというと、それなりのレベルの高校だと、志の高い人が少ないんですね。進路とか、一年生の時からまじめに考えてるやつなんて、少ないんですね。
高校3年生の時の選択科目で、書道とか家庭科を選んだりするんですよ。
レベルの高い学校へなんとなく入ったとしても、志の高い奴が多いし、一年次からの進路指導がしっかりしているので、自然と周りに感化されるので、同じ「なんとなく高校行く」でも、その意味が全然違ってくるんですよ。
学校の先生も親も「もうちょっと頑張って、いい学校へ行こう」と実体験とかを交えて教えてほしかった。
自分の時はどうだったのか?
数学は苦手だったんだけどね。
結構一所懸命勉強したんだけれど、高専は落ちました。
絶望的に数学がわからなくてね。
高校へ入って、高校の数学は数学の時間に何が起こっているのかわからない、「何がわからないのかわからない」という状態に陥り、「やっぱり高専行かなくて正解だったかも」なんて思いました。
でも、高校受験の時チャレンジしてよかったと思います。
もう一つ受けた普通高校については、もう少しレベルの高いところを受ければよかったと、今でも後悔しています。
受験に向かって頑張っている多くの中学生が一人でも後悔の少ない進路を選択できますように。
おしまい